ルヴァンリキッドの起こし方

ルヴァンリキッド

ライ麦全粒粉からルヴァンリキッドを起こす方法をご紹介します

#ルヴァンリキッド
#ライ麦ルヴァンリキッド
#ルヴァン種

ルヴァンリキッドとは

液状のゆるめの ルヴァン種 のこと。主にライ麦粉や小麦粉から起こした野生酵母を培養してパンを焼くことに利用するもの。乳酸菌 の活動が活発な 発酵種 で、小麦粉と水で スクリーニング しながら育てる。
 
より詳しくは用語集参照のこと

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ルヴァンリキッド

材料

 1日目

ライ麦全粒粉50g
55g
モルトシロップ0.15g—オプション

 2日目

前日の種50g
ライ麦全粒粉50g
55g
モルトシロップ0.15g—オプション

 3日目

前日の種50g
E65準強力粉50g
55g

 4日目

前日の種50g
E65準強力粉50g
55g

 5日目

前日の種50g
E65準強力粉50g
55g

 種継ぎ / リフレッシュ

前日の種50g
E65準強力粉50g
55g

作り方

アトリエミツトパンのルヴァンリキッド

アトリエミツトパンのルヴァンリキッドは毎日同じ時間に種継ぎをします
 
完成して生地に使用できるようになるまでに6日かかります
 
3日目と4日目と5日目は仕込んでから8-12時間後に生地を冷蔵庫に移動する必要があるので、仕込み始める時間を工夫して日常生活に支障がない範囲でお世話ができるように酵母起こしをスタートさせてください
 
その後はわりといい加減にお世話しても結構粘り強く生きてくれてます、大丈夫◎

1.

清潔な容器に新鮮なライ麦全粒粉50g、水55g、モルトシロップ0.15gを加えてよく混ぜる
28℃で24時間保温する

・モルトシロップは分量内の水で溶いておくと混ざりやすい
・モルトシロップはオプションなのでなくてもOK
・安定的な温度管理のためヨーグルトメーカーのような発酵器を使うと良い

< 加温後 >

発酵種は2倍に膨らみます。テクスチャーは重ため、生地に繋がりはなくぶちぶちしています。もわっとした少し不快に感じる香りがあり、酸っぱい匂いはまだしません。

1日目終わりの考察

種起こしの初期の段階では生地の発酵力が強くないので、モルトシロップで酵母や乳酸菌のエネルギー源を補ってあげていますが、用意できない場合は無理に入れなくても大丈夫です
 
24時間経過してもまだ発酵がはじまらない場合はスケジュール通りに2日目の工程に移行し、2日目を2回くり返してみてください
 
ただし表面にカビや酢酸膜がみられた場合は破棄して新しく1日目の工程からやり直してください

2.

1日目の発酵種の表面を50gほど削ぎとり、残った50gの発酵種に新鮮なライ麦全粒粉50g、水55g、モルトシロップ0.15gを加えてよく混ぜる
28℃で24時間保管する

・モルトシロップは分量内の水で溶いておくと混ざりやすい
・モルトシロップはオプションなのでなくてもOK
・安定的な温度管理のためヨーグルトメーカーのような発酵器を使うと良い

< 加温後 >

発酵種は途中3倍近くまで膨らみます。生地は水っぽくなってきているもののまだまとまりやつながりはなく、ぶちぶちしています。香りはかなりきつめになって、顔を背けたくなるほどに。遠くで酸の匂いがしてきます。

香りが最もひどくなったように感じるのはこの日です。

2日目終わりの考察

種継ぎの際の発酵種は容器の底の生地を優先的に使用します
 
容器の底の生地は酵母と乳酸菌の純度が高く雑菌が比較的少ないためです
 
長時間保存した発酵種の表面は逆に酸素に触れて乾燥していますから、酸化しているとともに雑菌が増えやすく酵母や乳酸菌が弱まっているので取り除いて破棄します
 
この段階の種が最もデリケートです
 
このあと3日目からライ麦全粒粉を精製された白い純強力粉に変えてフィードしていくのですが、ここでこれまで乳酸菌や酵母を元気にしていた栄養素ががくっと減ることになります
 
発酵を積極的に手助けしていた補酵素も一気に減ることになるので、酵母や乳酸菌が環境変化についていけなくて失速することが多々あります
 
より時間をかけて少しでも安全な策を取るなら、もう一度2日目の工程をくり返して純強力粉にライ麦全粒粉を少し足して様子を見てもいいと思います(純強力粉40g+ライ麦10g=50gというように)

もし生地の表面にカビや酢酸膜がみられた場合は、破棄して新しく1日目の工程からやり直してください

3.

2日目の発酵種の表面を100gほど削ぎとり、残った50gの発酵種にE65準強力粉50g、水55gを加えてよく混ぜる
28℃で12時間保管する
その後、冷蔵庫で保管する

・日程に余裕がある場合はこの3日目の工程を何度かくり返し、フィードする粉をライ麦粉から準強力粉に徐々に切り替えていっても良い(一般的なサワードウの立ち上げの工程に近いやり方)
・安定的な温度管理のためヨーグルトメーカーのような発酵器を使うと良い

< 加温後 >

発酵種は1度2-3倍に膨らんでから少し沈みます。表面が泡立って、生地はほぼ液状になります。この日に香りが大きく変化し、まろやかなフルーティと言えなくもない香りになります。遠くで発酵の臭みが少し残っています。

4.

3日目の発酵種の表面を100gほど削ぎとり、残った50gの発酵種にE65準強力粉50g、水55gを加えてよく混ぜる
28℃で8時間ほど保管する
その後、冷蔵庫で保管する

< 加温後 >

発酵種は表面が泡立っています。生地は水っぽくとろとろしており生地のつながりはまだ弱く、たらすとぷつぷつと切れます。香りはまろやかで熟したバナナの香りに近いいい香りがします。遠くで少しだけ発酵の臭みが残っています。

5.

4日目の発酵種の表面を100gほど削ぎとり、残った50gの発酵種にE65準強力粉50g、水55gを加えてよく混ぜる
28℃で8時間ほど保管する
その後、冷蔵庫で保管する

< 加温中 >

5日目は全ての材料を加えよく混ぜた後、3時間ほどで2倍に膨らんでいることを確認してください。ここで2倍に膨らんでいればそのまま予定通りの8時間 / 28℃で保温し、その後は冷蔵庫に入れて翌日の種継ぎの時間まで生地を寝かせれば完成です。

理屈で言えば2倍に膨らんだ時点で冷蔵庫へ入れてもいいのですが、5-8時間くらい加温したほうが生地の中の微生物叢が整ってよりルヴァンリキッドっぽい感じがします(あくまで感じです)。

6.

翌日、種継ぎの時間に発酵種の状態を確認して完成!

ルヴァンリキッドはほんのりした酸と少しのアルコールがまざった豊かな香りがし、口に含むと舌に少しの刺激があります。後味に酸味を感じて、その酸味の強さはヨーグルトより優しいです。E65でTA210くらいで継いでいれば絹のように滑らかで撹拌すると薄い膜が張るように生地が美しく伸びるようになります。

作りたては発酵の臭みみたいなものもほんのりと感じますが、パンに使用してしまえばわかりません。長く継いでいくうちに変異をくり返して(ここが自家培養酵母の面白いところです!)それぞれのご家庭独自の味になっていくと思われます。

完成の見極めの考察

もし3時間で2倍に膨らんでいなければ、ルヴァンリキッドの微生物叢のバランスが発酵活性の高い酵母より乳酸菌などの生地を酸化させたり軟化させたり溶かしたりする微生物の方が優勢である可能性があります
 
この場合、大抵は何度か種継ぎをくり返すうちに自然と発酵活性が高まってきますので、気長に継いでみてください
 
そもそもルヴァンリキッドはイーストや他の酵母を併用してパンを焼くのが基本なので、特に問題なく使用できます
 
ただサワードウのように事前に継いでポーリッシュ種だけでパンを焼くような場合には少し心許ないと思うので、そのためにもルヴァンリキッドは長く継いである程度発酵活性を高めて育てておくと良いと思います

種つぎ / リフレッシュ

5日目の工程で種継ぎ / リフレッシュします

・自家培養酵母に餌を与える行為なのでフィードともいう
・このあとはずっと同じフィードのくり返しで、2-3日に1度フィードして長く継いでいく

ノート

✤ ルヴァンとは?

「Levain」ルヴァンというのはフランス語で発酵種 / 酵母のことで、主にライ麦などの野生酵母を育ててパンを焼くのに利用するものです。イーストのような単一酵母ではなく複合酵母なので、各家庭やお店ごとに風味が異なります。それによって仕上がりのパンの風味もまったく違うものになるところが大変面白い酵母です。
 
ルヴァンリキッドはルヴァン種の中でも水分値が高いものを指します。今回のルヴァンリキッドはTA210(粉100%に対して水110%入れたものを、粉の割合100+水の割合110=210という計算式でTA210と表現します)、リキッド状だからでしょうか、水種とも呼ばれます。
 
対して水分値が少ないルヴァン種をルヴァンデュール(ルヴァンシェフ)と呼んで区別します。
 
ルヴァンリキッドは定期的に種継ぎをして良い状態を保ちつづける必要がありますが、そもそもが乳酸菌優勢の種なのでそれ単体でパンを焼くことは難しいです。市販酵母や別の酵母と合わせて使用することが一般的です

✤ ルヴァンリキッドに正解ってあるの?

ルヴァンリキッドをどのように起こし、管理し、育てていくのがいいのか、その方法は職人さんやパン屋さん・製パン講師さんそれぞれで少しづつ違っていたりするので、正解というのがとてもつかみにくいと思います。そもそも酵母の世界のことって科学的にもほとんど解明されていないのだそうです。自分が起こした酵母がいったいどのような菌で構成されているのかというのは、家庭ではわかりません。
 
なので同じ手順でルヴァンリキッドを起こしても、毎回、まったく同じものができるわけではありません。小麦粉によって、また仕込みをするキッチンによって、季節や温度などによって影響をうけるものが違うからです。
 
ただ、それでも何度かルヴァンリキッドを作ってみると、いつでも同じようなキャラクターを持った発酵種が出来上がるので面白いですよね。
 
自家培養酵母は市販の酵母とは違って不安定な環境で培養されます。その間に突然変異などを起こして少しずつ変わっていくのだそうです。まずはご自身で起こしてみて、長く継いでみて、たくさんパンを焼いてみてください。

✤ ルヴァンリキッドの使い方

ルヴァンリキッドを使用することはパンに旨みを添加する一つの手段です。
 
ルヴァンリキッドの状態を見ればポコポコ元気なのできちんと酵母は生きているのですが、イーストやほしの天然酵母やとかち野酵母などのように製品化され整えられた酵母と比べると発酵力はいまひとつです。
 
最もメジャーな方法は、イーストと併用する方法だと思います。その際、ルヴァンリキッドは粉量の1-20%ほど配合しています。
 
ルヴァンリキッドのみで市販酵母を添加せず、液状のままストレートに配合してパンを焼くことはまずないと思います。イーストを併用する場合と比較してたいへん多くの時間がかかり、また生地の状態や風味も一風変わったパンになるでしょう。比較的、縦よりも横に広がりやすくふわっと感よりもしっとりもっちりずっしりとした食感のパンになります。少し酸味が出ます。これは発酵に時間がかかるのと、その間の生地熟成期間に、乳酸菌が活発に働くからだと考えられます。あまり現実的な味わいではないと思います。
 
一方で、ルヴァンリキッドは液状ですが、粉の配合を段階的に多くしながら種継ぎして最終的にルヴァンシェフ / デュールに整えたり、さらにかえり種や仕上げ種に変換して使用すると、もう少し発酵力を高めることができます。そういうルヴァン種はそのままパンに配合できますし、発酵活性の高いルヴァンリキッドでポーリッシュ法などで焼いてあげれば、いわゆる巷のサワードウとほぼほぼ同じです。ルヴァン種だけで作るパンというのがちょっとは現実的になりますね。
 
自家製酵母の発酵種は管理者がどのようにその種を管理するかによって優勢となる微生物叢が変わります。何をよしとするかは人それぞれなので、ルヴァンリキッドの管理の仕方も百人百様です。人によってはしっかりと酸味のあるパンチが効いたルヴァンリキッドができますし、逆にマイルドな熟したバナナやヨーグルトのようなルヴァンリキッドができる場合もあります。起こし方、管理方法、配合する粉の種類などを見直しながら、お好みの風味に整えて長く育ててもらえたら素敵だな、と思います。

✤ ルヴァンリキッドでパンを焼く

はちみつライ | ルヴァン種

2020年11月27日

クロワッサン🥐

2023年3月3日

クラック塩パン

2022年4月17日

【酵母のディアマンクッキー】

2020年10月4日

✤ 参考資料

志賀勝栄著(2007)酵母から考えるパンづくり柴田書店

パパッと見てなんとなく流れを掴む場合は、こんなサイトも参考になるかと思います。

鳥越製粉「バゲット(Baguette)」
http://www.the-torigoe.co.jp/euro/france/baguette.shtml
パナソニッククッキング「メゾンカイザーのルヴァンリキッド(発酵種)」
https://panasonic.jp/cooking/recipe/0176.html

Q&A

Q. レーズン酵母から起こしてもルヴァンリキッドになりますか?
A.

考え方によってはなりますし、ならないとも言えます。レーズン酵母から起こした種はルヴァンリキッドとして認めないという方も一定数いらっしゃいます。
 
ルヴァンとは語彙だけを取れば発酵種全般のことです。なので液体状の発酵種はなんでもすべてルヴァンリキッドであると言えないこともないです。
 
ただルヴァンリキッドはフランス発祥の発酵種で、フランスの伝統的なパン作りに敬意を示そうとするならば、やはり規定通りに「ライ麦粉ないし小麦粉から起こした発酵種」である必要があります。
 
取り扱う方の意識の問題で捉え方も変わると言えなくもないです。
 
サワードウを思い描いていただくとわかりやすいかもしれません。
 
サワードウって言葉の意味だけとれば何でもかんでもサワードウですが、日本の酒種で作ったカンパーニュがサワードウブレッドかと言われるとちょっと違うんじゃないかな?、と思いませんか?
 
あんな感じでご理解ください。
Q. 発酵器がありません、何を使ったらいいですか?
 A.

ヨーグルトメーカー使いましょう!そんなに高くないですし一台持っておくとお料理の幅が広がります。
 
わたしは「発酵美人」というヨーグルトメーカーを愛用しています。
 
温度が1℃刻みで25〜65℃まで細かく設定でき、時間も48時間まで設定できます。容量1000mlは酵母起こしに充分ですし、容器が口の広いキューブ型(牛乳パックのような細長ではない)だというのも、酵母をしっかりと混ぜやすく、種継ぎでスクープを入れやすくて、ポイント高いです。
 
何よりこちらのヨーグルトメーカーには野田琺瑯のホワイトシリーズ(スクエア・L)が代用容器としてぴったりフィットするのです。
 
自信を持っておすすめします!
(野田琺瑯の容器の使用については、自己責任でお願いします)
シンプルな枠で囲む 少し小さなフォントでしれっと目立つ感じで補足説明を追加することができます。

38 件のコメント

  • こんにちは^ ^

    gane3です。

    動画へのコメントは個人的な質問になってしまいますので
    こちらにさせて頂きます‍♀️

    あの後アルコール臭になりまして…
    表面は少しブクッとしていましたが何か違う気がして破棄しました。
    アルコールって事は発酵はしていたのですよね?
    嫌な臭いもせずどこで間違っているのやらです(笑)

    今朝、新たな物が2日目で(懲りずに又挑戦中(笑))いまは少し嵩が増しています。
    ここまでは順調なのですけどね〜

    色んな人が色んな作り方して紹介されていますが
    どうしても木琴堂さんのルヴァンリキッドを味わってみたいんです!(笑)
    28度管理と言う事は酢酸を抑えて乳酸優位の酸味の少ない種って事ですよね
    いかにも美味しそうですもん!

    今度は発酵力が安定するまで全粒粉でやってみます
    次回ご報告する時は嬉しいお知らせになると良いです。

    長文失礼致しました。
    ありがとうございます。

    • お返事が遅くなりました! 
      本当にすみません。

      ブログでコメントいただくことが初めてでして、確認不足でした。
      更新予定の木曜日になってあわてて記事を書いて、コメントくださったことに初めて気づく、という……。
      本当に申し訳ありません!

      その後、いかがですか?
      うまくいっていてくれたらいいなあ。

      ーーーーーーーーーー

      アルコールの香り。 
      なるほどです。 

      アルコール臭がしているのであれば、餌不足かもしれません。 
      酸素不足が予想されます。
       
      ということは、その生地は元気がないのではなく、元気だったところを通り過ぎてしまっているのかも。 
      入れてもらっていたモルトや攪拌した際に入った酸素を食べ尽くしてしまっている可能性があります。 

      ということは、対策は、

      ①もしご家庭にいらして、お時間があるのであれば、1時間ごとに攪拌してみてください。
      (酸素を入れてあげて、酵母の餌をあげるとともに、嫌気性発酵を抑えて、アルコールの生成と酢酸の増殖を予防します) 
      ②加温時間を短くしてみてください。24時間と言わず、4〜12時間くらいの加温後、冷蔵庫に入れて、翌日お世話してみてください。 
      (酵母の働きを制限します。加温中は酵母も働きやすいので、加温時間を短くしてみます。4〜12ってすごく幅があるのですが、そこで生地を見極めてください。生地の表面や容器の裏側の状態を見ます。生地表面にプツプツ穴があいているかどうかで発酵が始まっているかがわかるかと思います)

      「24時間加温してください」と書いたのは私なのですが(大変恐縮ですが)、サイクルが長すぎるのかもしれません。
      ヨーグルトメーカーでも、容器内で温度のムラがあったりするので、1時間ごとに攪拌して温度のムラと酸素の追加をします。

      多分ご存知でいらっしゃるとは思うのですが、乳酸菌には酸素はいらないです。
      それはそうなのですが、アルコール臭がするほど酵母が活発に食事をしているのなら、その酵母菌には酸素が必要です。
      呼吸をさせてあげたほうがいいです。
      酢酸が増えてしまうことが心配なので。 

      そして酵母優勢で育てて、種継ぎを繰り返していくと、自然にご家庭それぞれの発酵種が出来上がるのかな、と。
       

      私がルヴァンリキッドを起こすときはあまりアルコール臭はしないのです。
      これはおそらく初めから酵母があまり優位に活動していないのだと思われます。
      ところが種継ぎを繰り返して出来上がったルヴァンリキッドはまろやかなアルコールの香りがします。
      熟したバナナも少しだけ白ワインのような芳香があると思うのですが、あんな感じです。

      仕上がる前にアルコールの香りのほうが強く出るなら、gane3さんの生地は酵母優勢になっているのだと思います。
      酵母が元気なら、後は酢酸だけ増やさないように気をつけて、種継ぎを繰り返して安定させていくことが大切かもしれません!

      だらだらとしていてわかりにくいですかね……。
      また感想を聞かせてください。

      ただ、タイムリーにお返事できなかったので、もう情報として役に立たないかもしれません。
      申し訳ありません!

      酵母起こしは私も試行錯誤しました。
      ヨーグルトと玄米とレーズンしかやったことないですけれど。

      ほんと嫌になっちゃったら、強制するものではないので、気にしないでくださいね! 

      何度もすみません!

      • おはようございます^ ^

        本当に本当に詳しいアドバイスありがとうございます!

        昨日、山食を焼き食べました。
        結果、夫が大絶賛してくれましたよ〜!
        発酵の段階でいつもと香りが違っていましたので、美味しいのは分かっていましたが(笑)
        粉と水であのフルーツの様な香りになるのかが不思議です。
        以前、ぶどう酵母を起こした時のような甘い香りでした。
        舐めるとピリッとするのに焼きあがったパンはほんのり甘い様な香りなのですね!
        酸味もなく本当に美味しくいただきました^ ^

        小まめに種継する事が酢酸菌を抑える事になるのですか?
        苦労して起こした美味しい種をダメにしないよう頑張らないとですね(笑)
        一部冷凍してみようと思います。

        それにしても木琴堂さんの知識量にビックリビックリです!
        本当によく勉強されていると感心しました。
        しかも親身になって一生懸命考えてもらってとても嬉しかったです。
        小躍りして一緒に喜んで下さったのですね(笑)
        木琴堂さんの「何とか成功させたい」と言う気持ちが伝わってきましたので
        諦めずに何回も挑戦出来ましたよ〜❣️ありがたやです^ ^

        今度はカンパーニュとマフィンにも挑戦してみます。
        これからも素敵な癒しの動画楽しみにしています。
        ありがとうございました^ ^

        • こんばんは!
          ルヴァンの魅力を共有できる方が増えて嬉しいです〜。

          酢酸菌を抑えるには、こまめな種継ぎももちろんですが、酵母になるべく「酸素がない状態で活動させない」ということが大事かもしれません。
          だからしっかりと攪拌して酸素を吸わせてあげるんですね。

          酵母は酸素呼吸で増殖します。
          (↑エネルギー効率がいいようです)
          そして嫌気的状況下で発酵代謝をします。
          (↑エネルギー効率が悪いようです)

          ……と断言していいのかどうか私もあまり自信がないので、ちょっとさらっと聞いてくださいね、笑。

          酵母は生き物なので、酸素があれば酸素を食べて、増殖したいんですね。
          でも酸素がないとブドウ糖を食べて、エタノールと二酸化炭素を作って発酵するしかないんですね。

          そして酢酸菌はエタノールが大好きです。
          好物のエタノールを元に、お酢のようなかなりキレのある酸味をもたらします。
          この酸味はパン生地作りではあまり好まれませんよね。

          ーーーーーーーーーー

          酵母に酸素をたっぷりあげる

          酵母は増えるけどエタノールはあまり増えない

          酢酸菌の餌が少ない

          酸味が出にくい

          ーーーーーーーーーー

          逆では……

          攪拌をあまりせず、種継ぎもこまめにせず、発酵種の中の酸素が不足する

          酵母が嫌気的状況で発酵する

          エタノールと二酸化炭素がたくさん出る

          酢酸菌の餌が増える

          酢酸菌が増えて酸味が強くなる
          酢酸膜が張る

          ーーーーーーーーーー

          もちろんここに、水分の量とか温度とかいろんなことが関わってくるので、そんな単純なものじゃないのかもしれません。
          でも今のところ、私はそんなふうに理解しているんですけれど。
          学者さんとかではないので!
          間違っているかもしれません!

          間違いに気づいたら、ぜひぜひ教えてください。
          恥を晒しつづけるのもアレなので、笑!

          私もgene3さんには元気とやる気をもらっています!
          いつもありがとうございます^^

  • こんばんは^ ^

    またもや詳しい解説ありがとうございます!

    フムフム…と言う事は時々スプーンでかき混ぜてあげるだけでも
    酢酸菌を抑える事が出来るのでですね!
    種継するとルヴァンが増えてパンを毎日のように焼かなきゃ!
    ってなりますもんねσ^_^;
    どこかのブログでシンナー臭の種をマメにかき混ぜて復活させた。
    と言う記事を読んだのを思いだしました。
    清潔とマゼマゼですね!

    簡潔に分かりやすく説明されていて素晴らしいです。
    人に教える仕事になさったらいいのに?と思います。
    そう言うのは才能だと思います。

    これからも応援させてもらいます^ ^

  • サンフランシスコあたりのsourdough Breadが食べたくて、いろいろ海外サイトで検索していましたが、どうも作る量が多すぎるのと、やはり人それぞれでやり方が微妙に違うので混乱していまして、こちらに行きついてわかりやすいので、これならできそうかも!と思っています。ありがとうございます。
    ただもやもやしているのは、他のサイトではsourdoughとルヴァン種は同じもの、と書いてあったりするのですが、私が作りたいのはライ麦か全粒粉の入っている、もっちりした酸味のあるパンなんです。

    あえて酸味のあるパンをうまく作るにはどうしたらいいのでしょうか、アドバイスがありましたらよろしくお願いいたします。

    • もうひとつだけ。

      今、少し海外のサイトを漁ってみました。
      ルヴァンリキッドありきの方法なのですが、一応、書いておきます。やったことない方法なのでなんとも言えませんが、これがサンフランシスコサワードーブレッドの酸味を味わう方法のひとつなら、ちょっと楽しみです。やってみたいなと思いました。

      1.次の材料を合わせて、9時間室温で発酵
      ・ルヴァンリキッド 24g(この方はずっとライ麦で継いでいるのでpH低めだとは思います)
      ・強力粉 126g
      ・水 83 g
      2.その後、冷蔵庫で34時間発酵
      3.次の材料を合わせて3分こね、その後15分ごとに2回パンチ
      ・発酵生地
      ・強力粉 264g(スペルト小麦を使っていました)
      ・全粒粉 50g
      ・水 204g
      ・塩 9g
      4.室温で40分発酵
      5.冷蔵発酵15時間
      6.復温2時間
      7.成形
      8.最終発酵3時間
      9.230℃で40分焼成

      ちょっと時間かかりますね。ルヴァンリキッドを粉量多めで元種に整えて準備し、それから生地をゆっくりゆっくり育てていく感じみたいです。元種の冷蔵保存の時間が長いので、この間に乳酸ではなく酢酸を増やすのではないかと思います。

      彼女が参考にしたレシピ本というのは、サンフランシスコサワードーブレッドのスターターを使用したレシピらしいので、ここで1回、自家製酵母に落としこむために彼女の改良の手が入っています。

      仕上がりは酸味がきちんとあるって書いてあります。ここで生まれる酸味は乳酸菌の出す「乳酸の酸味」(マイルド)ではなく乳酸の出す「酢酸の酸味」(刺激的)なんでしょうか。もしかしたらかなりきりっとした酸味になっちゃうかもしれない、と想像するのですが、これがサンフランシスコサワードーブレッドの酸味に近い酸味なんでしょうか。

      まずはライ麦ルヴァンリキッドを起こすところからになってしまいますが、あって困る酵母ではないので、ぜひトライしてみてもらいたいな、と思います!

    • コメントありがとうございます!

      サンフランシスコサワードーブレッド……!! 食べたことはないのですが、たいへん興味があるパンです。日本ではなかなかめぐりあえません。本場で召し上がられたのでしょうか。うらやましいです。ご質問にきちんとした答えをご用意できるかわからないんですが、どうぞお付き合いください。よろしくお願いします。長くなりますよー。

      まず、サンフランシスコサワードーブレッドというのは、サンフランシスコ固有のサワー種(酵母)で焼いたパンです。酵母と乳酸菌が入っているのだと思います。中でも酸味を作り出しているのは空気中に自然発生する乳酸菌。それらの乳酸菌をサワー種を育てる段階で種の中に取り込んで、乳酸ではなく酢酸をじっくりじっくり培養したものなのでしょう。

      モヤっとされているところについてのモヤモヤを、先に解消してしまいましょう。

      まず、海外(主に英語圏?)にお住まいの方は、levainという用語をあまりご使用になりません。みんなじゃないですよ。でも多くの方がlevainのことをsourdough starterと表現されています。どっちが正しいとかじゃないので、本当はどっちでも大丈夫なんですが、つまり英語圏で一般的なsourdough starterと呼ばれるものはlevainと同じ意味合いで使用されている、ということなんだと思います。だから「levainとsourdough starterは同じだよ」と書いてある場合も多々あります。ただ、英語圏でもそのほかの世界でもsourdough starterには他にも種類があります。levainもsourdough starterの一部ですが、他にもドイツパンに使用されるライサワー種や、今回の主題にもなっているサンフランシスコサワー種がありますよね。

      モヤっとされているのはここだと思います。
      「levainとsourdough starterが同じなら、一般的なlevainやsourdough starterと同じように酵母を起こしてパンを作れば、サンフランシスコサワードーブレッドが作れるの?」
      ところが、この方法ではサンフランシスコサワー種特有の風味は出ないかと思います。サンフランシスコサワー種は固有種です。そもそも酵母を構成している菌が全く違うということみたい。米アマゾンで売っているSan Francisco sourdough starterというのを利用するのが最も正統ではあるかと思います。

      サンフランシスコサワー種の原料は小麦粉と水ですから、これは、確かにこちらのページでご紹介しているルヴァンリキッドと原料は同じですよね。ドイツパンに使用するライサワー種も同様ですね。ライ麦と水から起こします。サンフランシスコサワー種も、ライサワー種も、どちらも酸味が特徴の酵母種です。ただ私のご紹介しているルヴァンリキッドは(そして多くの方が紹介されているsourdough starterは)、パン生地にはっきりとした酸味が残ることはありません(柔らかな酸味はあります)。なぜ、ほぼ同じ原料を使用して、全く違うものができるのか。これが酵母の面白いところでもあるのですが、原料に付着している酵母や作り上げる工程で吸着する乳酸菌や培養中に増減する酢酸などのバランスで全く違う風味ができるのですね。

      これでモヤモヤの一部は解消されたでしょうか?

      それではサンフランシスコサワードーブレッドに似た風味のパンをつくるための工夫について考えてみます。残念ながらサンフランシスコサワードーブレッドの酵母の起こし方については、調べてみても信頼性の高い方法にいきつくことができませんでした。一般的なlevainやsourdough starterを使用したり、生地を冷蔵庫で長時間寝かせたり、ヨーグルトを添加したり、高濃度のビタミンCを添加したりする工夫が紹介されています。いずれも酸味を添加する工夫みたいですが、それなら特有の酸味に近づく近道はライサワー種が最も正統なんじゃないかと考えました。

      自家製のルヴァンリキッドで再現を考えてみたのですが、サンフランシスコサワードウは結構酸味が強めみたいなので、噛み締めるほどに旨みが広がる乳酸菌特有の酸味というのは、ちょっと難しいかもしれません。ルヴァンリキッドを粉量多めで元種仕様にすれば、酸味は少し増えます。ルヴァンを精製された小麦でなくライ麦や全粒粉などのミネラルと灰分の高い粉で継いで育てるという方法でも酸味を増やすことはできます。あとは保管の段階で酢酸を増やしたり過発酵気味にすれば酸っぱいパンは焼けるんですが、試行錯誤が必要かもしれません。

      ライサワー種は、一般的なlevainよりもじっくりじっくり時間をかけて乳酸と酢酸のバランスを育てます。ここがサンフランシスコサワー種と似通っています。でも一般家庭では雑菌の増殖で失敗することが多いので、ヨーグルトで乳酸菌を添加する方法が安心(そうでないと難しい)みたいです。「ザワータイクの作り方」「https://michie.ch/みちえのつぶやき/」こちらのサイトがたいへんわかりやすいです! あるいは、サワー種スターターを使って起こす方法もあります。市販のサワー種スターターにライ麦と水を足していく方法です。でもそれならamazonで正規のスターターを購入した方が早いかもしれませんね……。

      本当に長くなって申し訳ありません!
      もう色々お調べになって知っていることでしたら、重ねて申し訳ありません!!
      わかりにくいかもしれませんが、少しでもお役に立てれば嬉しいです。

  • 初めまして。
    皆さんのメッセージを拝見して、このような質問は申し訳ないのですが、ルヴァンリキッドに挑戦したく
    お尋ねさせていただきます。
    モルトシロップがない場合、モルトパウダーを代用にできるのでしょうか?
    パウダーは即効性がないようですが、モルトシロップはすぐに用意ができないため、自宅にあるもので、、と
    思っています。
    普段は、レーズン(元種)、酒種(ストレート)酵母でパンを焼いております。

    一度、モルトシロップなしでやってみたのですが、2日目で離水と強烈な臭いがしたので廃棄しました。
    それから温度なのですが、こちらは28度で一定にしなければいけないのでしょうか?
    たとえば、25度~29度と幅を持たせても大丈夫なのでしょうか?

    ネットではレーズン酵母液からスタートするルヴァンリキッドの作り方もありましたが、どんな作り方でも
    ルヴァンリキッドと称するものなのでしょうか?
    このような質問で申し訳ないのですが、どうぞよろしくお願い致します。

    • 「ルヴァン」という単語は「発酵種」のことなので、単語が持つ意味の上では発酵種全般、広義には何でもかんでもルヴァンです。ただ、パン職人さんにきいてみると「小麦やライ麦と水から起こした自然発酵種のことだよ」と教えてくれると思います。愛読している書籍にも明記されています。

      「ルヴァン」を単語通りの「発酵種」そのもののことを指す単語として捉えている方と、そうではない「ライ麦や小麦に水を加えて起こした自然発酵種」を限定して指す単語として捉えている方が混在しているのが現状です。どちらも正しくて、間違っていないです。単語通りの意味と、小麦やライ麦から起こしたもの限定の意味と、両方を使いながら前後の文脈で使い分けていらっしゃる職人さんもいます。

      私たちにはわかりにくいですよね。きっぱりと線を引いて分けてもらえたら楽なんですが。

      そしてどちらの方も「ルヴァンリキッド」と「ルヴァンシェフ」、他にも「ルヴァントゥポワン」とか「ルヴァンデュール」とかの単語を使用されるのでますますわかりにくい!です笑。

      ちなみに私は小麦やライ麦と水から起こした液種を「ルヴァンリキッド」、それを粉量多めにして元種に整えたものを「ルヴァンシェフ」と呼んでいます。このルヴァンシェフの使い方や意味にもいろいろあるみたい。親種とか元種とか。でもここまでは家庭製パンでは知らなくてもいいことだ、と思って放棄しています。

      ここからは賛否あると思うので、ご自身でもお調べになって納得のいく答えを導いてください。

      先ほどの返信でも書いたのですが、酵母起こしは文字通り酵母を起こして育てると同時に、その種の中のベストな状態に酵母と乳酸菌のバランスを整えていく作業です。ここでレーズン酵母液からスタートするルヴァンリキッドについて考えてみます。初めから元気いっぱいのレーズン酵母を入れるということは、種の中の菌はレーズン酵母が優勢になります。だから失敗しにくく、安定して酵母が起きるという仕組みなのだと思います。加えた小麦本来の酵母や乳酸菌が全く意味をなさなくなるというわけではないですが、レーズン酵母液で元種を作るために継いだ感じなので、それはつまりレーズン酵母の元種(ゆるめ)である、という表現ができます。でも一方で広義にはルヴァンリキッドなんですね。レーズン酵母元種も発酵種なので。

      つまり、小麦と、例えばレーズン酵母液を混ぜて作った元種をルヴァンリキッドと呼ぶか呼ばないかというのは、本当にそれぞれの考え方次第、というのが今のところ最も近い解釈だと思います。

      momoさんはもうレーズン酵母を元種で使っていらっしゃるんですよね?
      その上でライ麦や全粒粉から起こすルヴァンリキッドにご興味がおありなら、ぜひ作ってみて味わってみていただきたいなあ、と思います!
      どっちもとってもおいしいです^^

      上手くいきますように!
      夜分遅くに失礼しました。

    • 初めまして。ご覧いただきありがとうございます。
      わかる範囲でお答えいたします。よろしくお願いします!

      モルトシロップとパウダーのことはもうお調べいただいている通りです。

      ここからは個人的な考えなので、さらっと聞いておいてください。私はルヴァンリキッドを起こすには、モルトパウダーでもあまり問題はないと思います。水分過多の状態で、しかも24時間単位で発酵種を寝かせるので、普段のパン作りよりもモルトパウダーのデメリットは出にくいと考えるからです。たっぷりの水の中にとけた状態ですし、時間をかけて酵素を働かせるにしても、24時間のロングスパンですから、生地作りの初期にスタートダッシュをかけるような製パンとはちょっと違う捉え方でいいと思います。この場合、お持ちのモルトパウダーに添加物などが入っていないかどうかを確認してみてください。即時的な餌になるかどうかよりは、モルトパウダーに含まれる麦芽糖以外の成分(麦芽の粉末は大麦が発芽したものを粉砕しているので成分としては麦芽糖以外にもいろんなものが入っていますよね)が、酵母起こしにどう影響するか、という方を気にしたいです。悪影響が出る場合もあるかもしれません。

      私はモルトパウダーでルヴァンを起こしたことがないので、これについては裏付けがないのです。
      申し訳ありません!

      一方で、私が参考にしている書籍や、習った方法では、基本的にはモルトの使用は紹介されていません。エキスもパウダーも、です。材料は小麦と水だけです。ですからモルトは本来はなくてもいいはずのものなんですね。でも私も入れているのは、それぐらい家庭でルヴァンリキッドを起こす場合、初期の段階、特に2日目から3日目が不安定だからです。入れたくなっちゃいますよね。曖昧な答えですみません。

      では、ルヴァンリキッドの種起こしを成功させるためにできることを考えてみます。

      温度管理なんですが、多少の幅はもちろんあってもいいと思います。温度が多少上下しても28℃前後を目指して整えてもらうと失敗は少ないと思います。

      ただ、そのルヴァンリキッドの中の酵母と乳酸菌のバランスは温度によって変わってくると思います。風味も酸味も変わります。酵母起こしは菌を育てると同時に、その発酵種の中の最も適した状態に菌のバランスが整っていく過程だと思うので、優勢になってくるものが変化するかもしれませんね。酸味の変化というのが私たちの舌には最もわかりやすいかもしれません。あと時間が変わってくるかもしれないです。24時間スパンが前後するかもしれません。

      「温度や時間をこの感じでやってください」と提案しているのは、どこかの要素がずれた場合は、つられて別の要素も少しずつ変わってくるかもしれないので、ここを目指してね、というくらいです。酵母起こしのあるあるですが、こまめに様子をみてあげて、大幅にずれた場合は冷蔵庫を活用して、ひと晩、生地を寝かせたりしてスパンを整えてみてください。生地の確認はこちらの写真と説明文で確認してもらえるといいと思います。

      温度や時間をまるで決まりのように書いてしまっていて、窮屈ですよね。申し訳ないです。一番大事なのは、生地の状態が今どの段階にあるのかを見極めることです。過熟なのか、未熟なのか、写真の状態と同じになっているのか、なっていたら次の工程へ進んでみよう、というようにカジュアルにしてみてください。

      さて、温度管理について悩まれるということは、室温管理でしょうか。室温管理難しいですよね。私もすごーく苦労しました。

      まずこねあげ温度を調整します。生地の温度と粉温度と水温を足して3で割って、28℃を目指します(もうやってたらごめんなさい)。そして、2日目に分離することがあるようなので、24時間寝かせるのではなく、12時間くらいでいちど様子をみてみます。温度や生地の中のムラなどで過熟になっているのかもしれないので。あと、もし雑菌などが心配な場合は、落としラップをしてみてください。酵母は酸素のないところでは増えにくいんですが(一応少しは増えますので)、同時に雑菌も増えにくいです。乳酸菌は酸素がなくても大丈夫ですし。ただ酵母があまりにアルコール発酵をするようだったら考え直しましょう。そこまで元気なら、逆に酸素をあげればもう大丈夫、という気もしますが。

      2日目の状態なんですが、進みが早ければひどい匂いがするので、匂いはあまりあてにしない方がいいかもしれません。私は家族に「これでパンを焼くのか、正気か」と本気で止められたことがあります!笑

      後はとにかく有用成分の残る粉を使うということが大切です。モルトよりも大切かもしれません。新鮮で、石臼挽きとかだともっといいかもしれません。あと、この記事を書いた頃はまだ不勉強だったんですが、酵母起こしには浄水がいいみたいです。

      ちょっと長くなってしまいました!
      とりあえず、あまり気負わずにやってみてください。
      上手くいきますように……!!

      次の返信で最後のご質問にお答えしたいと思います。

  • こんにちは。
    早々にたくさんのお返事ありがとうございます!
    なんだかガチガチに構えてしまっていました!(失敗したら粉がもったいないとか・・)
    ご助言いただて、肩の力が抜けました!ありがとうございます!!
    細かく説明してくださり、初心者の私は感激しております。

    勉強不足のままルヴァンをやりたいなんて思ってしまい恥ずかしいのですが、、
    けれども酵母のパンは本当に美味しくて、出来上がった酵母も愛おしくて日々のパンを焼いています。
    夫と二人なのですが、消費は多い方かなと、、糖質過多家族です。
    酵母のパン作りはまだ二年に満たないのですが、始めた頃はあれこれと、とても敏感でしたが、
    最近はこんな感じかな~とゆるめに対応できているので、そのくらいで良いのですね。

    ルヴァンリキッドのお話、モルトのお話、とてもよくわかりました。
    匂いの件も、とても安心いたしました(笑)
    自宅のモルトパウダーの原材料は「麦芽粉末」だけでしたが、信頼するべきか、、、
    でもモルトを追加される意味もよくわかりました。
    なんでもやってみて、失敗しても楽しめるようになろうと思います。気負わず!ですね!!
    ありがとうございます。

    温度に関しては、発酵用に使っているのが発泡スチロールの箱のため中の温度が一定ではないのです。
    ただ、今の時期は大きな温度変化はありませんが、少し前までは夜から朝にかけ-2~3度ありましたので、
    そうしたことでうかがわせていただきました。
    また、今の時期ですと、エアコン稼働前で室温が26~27度位だったので、目の前に置きながらやれるかな、
    という思いがありました。

    それから、またの質問で恐縮なのですが、、、
    ・ほかの方へのお返事の中で、攪拌のことがありましたが、もしルヴァンリキッドの途中過程で
     離水してしまった場合、中をグルグルして混ぜ込んで続けても良いのでしょうか?

    ・お水の件ですが、浄水とのことですが、初めて酵母を起こしたときに自宅の浄水器のお水で行ったところ
     失敗しました。
     理由はアルカリ性のお水だったので、といってもph値は0.1~0.2位のアルカリ性よりのお水です。
     その時に通っていたパン教室の先生に伺いましたら、アルカリ性は酵母との相性が良くないとのことで、、
     今は水道水を沸かして冷ましたものを酵母に使っています。
     どのような浄水でも問題ないのでしょうか?!
     (新しい酵母には少量継いでいるので、失敗はほぼないのですが・・)
    ・酵母(菌)などでおすすめの本がございましたら教えてください。

    お尋ねばかりですみません。
    お時間の取れましたときにまたよろしくお願い致します。

    • お返事ありがとうございます^^
      お気持ちすごくわかります。酵母はとってもかわいいです。一方で時間がかかるわりに思い通りに進んでくれなくてヤキモキしたり、不安になったりしますよね。おなじです!!

      ご質問の離水の件ですが、ちょっと考えてみます。まず今後のご参考までにお話ししますと、ルヴァンリキッドは種が起きた後も離水することがあります。種が疲れてしまったときにそうなります。その場合はしっかり攪拌してリフレッシュの工程を3〜4回繰り返してあげると息を吹き返します。ただ種おこしの初期の段階での離水となると、状況はあまり良くないかもしれません。酵母や乳酸菌が理想的に働けていないかもしれませんね。できたら離水させる前に手を打ちたいです。

      力不足で申し訳ないのですが、離水の原因がわからないので、種起こし初期の生地の状態をまめに確認してみてください。この離水の原因の部分がわからない以上は、攪拌したら戻るのかどうかもアドバイスできないのです、すみません。

      ちょっと繰り返しになってしまうので面倒かもしれませんが、もう一度、生地の状態を考察してみます。

      まず1日目に仕込んでからの2日目の朝。生地が発酵を始めるときの初期の段階は、生地の表面と底にプスプス穴が見られて、生地の量は全体的に倍くらいにこんもりします。酵母は小麦や水が吸っていた酸素や容器の中の酸素を利用して増殖しつつ、小麦の中のデンプンを分解してエタノールと二酸化炭素を作っています。その二酸化炭素の穴です。これが見られないのであれば、酵母は働けていないということになります。だからこの状態が見られる前に、生地に何らかの意外な反応(例えば今回の離水のような)が現れるという状態はあまり好ましくないですよね。

      では2日目に継いで、3日目の朝。生地は前日よりも膨らんで3倍近くになるのですが、そこを超えると量は減少します。前日よりもはるかに強い臭みがあります。膨らんで萎むので表面に穴は見られない場合がありますが、生地を横からチェックすると所々に穴が空いているのがわかると思います。このとき、生地の表面に菌糸の長いカビや薄い膜が張っていなければ、香りがどんなに悪くても大丈夫です。精製された小麦で継いでみてください。

      さて、ここまでがルヴァンリキッドの酵母おこしの大きな山場です。逆にここを超えてしまえばなんてことはない種でもあります。ここまでが非常にデリケートな訳ですが、この酵母の反応を導くために、必要でないものや条件を省いていくとします。

      なぜこの状態にならないのかを予測してみます。予測できる影響をとりあえずあげておきますので、この中で心当たりがあるものを潰していきます。でもね、ないものなんですよね、心当たり。「あったら対処してるよ、何でうまくいかないんだろう」の繰り返しがルヴァンリキッドです。私もすごく苦しみました!気楽に、気長にトライしてもらえたらいいな、と思います。

      ・小麦やライ麦、あるいは水に何らかの原因がある場合
      これは小麦やライ麦に有用成分が少ない、あるいは有用成分が弱い、あるいは水が適性のpHでないなどが挙げられます。
      ・温度が適温でない
      酵母が働きにくい、別の菌が優勢になってバランスを保てない、未熟、過熟、などの状況が考えられます。
      ・時間が適正でない
      未熟、過熟が考えられます。

      でもmomoさんは別の酵母起こしがきちんとできていらっしゃるので、後は些細なことだとは思うんですよね。

      具体的にできることを書いてみます。適温で種を仕込んだら攪拌し、6時間、12時間、など短いスパンで様子を見てみます。様子を見る際には特に攪拌は必要ありません。こまめに観察して、先ほどお伝えした酵母の働き始める初期の状態が見られたら、すぐに種を継いでしまいます。早め早めにライ麦を継いで、生地の確認も24時間に縛られず、6時間、12時間でやってみます。そして、生地が2倍、3倍に膨らんで種落ちする時がきたら、そこで初めて精製された小麦粉で継ぎます。

      ただ、酵母の働きはじめの状態を確認する前に離水が始まってしまうとなると、ちょっと困ってしまいますね。その場合は、もったいないですがはじめからやり直して、次ははじめから落としラップ(密着ラップ)をしてみてください。酵母は、ライ麦と水の中の酸素のみで培養することにして、酵母の呼吸を制限して発酵を促してみます。酵母と乳酸菌以外のものは淘汰されていくはずです。理屈では、ですけれども。

      別の質問者さんのときに攪拌してくださいとお願いしたのは、生地の中の酸素が足りていないと感じたからです。その方の生地はアルコールの匂いが強くなっていたので、酵母はたくさんいて、アルコール発酵をしているということが予測できたからです。momoさんの生地もそのような状態ならば、攪拌してあげてください。

      また長くなってすみません!

      次は浄水のこと。そうなんです、酵母にはアルカリ性がよくないのです。そういう訳で「浄水にしてください」と書いたのですが、浄水が弱酸性じゃない場合もあるというところが無知でした……お恥ずかしい。消毒された水道水は塩素などの添加で弱アルカリ性なのだそうです。浄水器を通して除去すると弱酸性になるんだよ、というお話を最近お聞きしたのでした。そこでこんなお答えになったのでした。

      なるほどです。浄水もアルカリ性のことがあるのですね。それならば安易に浄水がいい、とは言わない方がいいですね。勉強になりました。本当にありがとうございます!

      おすすめの本、となると、こちらの記事のトップに載せています「酵母から考えるパンづくり」なのですが、ちょっとガチガチにパン屋さんの本なんですよね。でも酵母に関しては、下手にわかりやすくされたものを読むよりも、難しいものを調べながら読んで理解していく方が逆に寄り道がない気がします。酵母の起こし方については最もストンと落ちたんですよね、この本で。ただレシピの分量はキロ単位です。家庭製パンのレベルに下げて作ってみても同じ美味しさは出ないんだろうなあ、と思います。難しいですね。momoさんもいい本があったら教えてください^^

      ルヴァンリキッドがうまくいきますように。
      遅くなりまして、またあまり的確なお答えができなくてすみません。

      • 木琴堂さん、本当にご丁寧にありがとうございます。
        とんでもございません!!自分でこれからやりながら学ぶものでもあると思いますので
        このように色々教えていただき本当に感謝です。
        木琴堂さんのパン愛☆彡とても感じます!!
        こちらの方が遅いお返事になってしまい、申し訳ございません。

        お返事を繰り返し拝見し、失敗にはいろいろな要素があるのだと改めて感じております。
        一つの問題だけではないのですね!
        完成するまでの苦しさはあるけれど、だから面白い、楽しい、幸せ~~となるのですね!!
        次は観察しながらやっていきたいと思います。

        本のご紹介もありがとうございます!
        字を見ていると眠くなってしまうので、、、大丈夫かな、、、という心配はあるのですが、
        志賀さんの本なのですね。
        お目にかかったり、店舗へ伺ったこともないのですが存じ上げております。
        以前、書店で開いてあまりに高価ですぐに棚に戻しました(汗)
        ぜひ検討したいと思います!ありがとうございます。
        そうなんです!専門書は分量が多く家庭用に考えた量で作ってもきっと違う味なんですよね。

        攪拌の件もすみませんでした。
        よく読まず、失礼いたしました。

        お水の件は、たまたま自宅のフィルターがそうだったようなんです!
        お教室の先生も、まさかの~という感じでした。。。
        余談ですが、アルカリよりと気づいたのは夫で、このフィルターを選んだのも夫なのです(^^)
        私はなにも考えずやっているので、理系の夫曰く「パンは化学だから」と上から目線です(笑)
        でもよき理解者で、発酵器も発泡スチロールの内側前面に熱を逃がさないようアルミを貼って
        くれたり、酵母の蓋を開けた時はおしゃべりしない(雑菌が入る(笑))と言われたりですが、
        有難いです。
        パン作りのきっかけも、夫がベーグル好きと知ってからで何十年も経ってから分かることも
        あるのですね・・(笑)

        はい、またトライして頑張ります~。本当に本当にありがとうございました。

        • こちらこそありがとうございます^^
          素敵な旦那様がついていらっしゃるのできっと大丈夫ですね!
          理系の思考回路、羨ましいです……!

          きっとうまくいきます。
          良いルヴァンができますように!

  • 木琴堂さん、こんにちは。
    前回はたくさんお教えくださりありがとうございました。
    その後、失敗を繰り返し、この度4度目にて今朝4日目突入し、まもなく4時間です。
    プクプクした表情とご対面でき嬉しい限りです(笑)

    これまでの失敗は、温度が高すぎたようです。温度計を変えてわかったのですが、
    28℃と表示されていてもある日の温度は28.8℃とか29℃に近いものでした。
    現在は、28℃前後を保つように箱の外からでも温度がわかるようセンサー付きの
    温度計にしています。温度計も誤差があるのですが、そこは仕方がないのですが・・。
    ただ温度管理、本当に大切なのだと改めて感じております。

    また、ライ麦がちょうど新たに購入したものだったり、モルトシロップも加えましたし、
    条件は色々と違っていますので、温度だけではないのかもしれませんが・・・。
    まだ完成しておりませんが、経過ご報告させていただこうと思い書かせていただきました。
    失敗に気落ちせず、楽しく続けられているのは木琴堂さんのおかげです!
    本当にありがとうございました。
    きっとまた迷うことが出てくると思いますので、その時はどうぞよろしくお願い致します。

    • momoさん!!!!
      嬉しい!
      よかったですー(感涙

      温度管理、私は幅があっても大丈夫だと思っていたんですが、28℃という温度が初期は特に大事なのかもしれませんね。温度について(高級そうな温度計を使用して✨)確かめてくださり、ありがとうございます!!私ももっと試行錯誤してみなくちゃいけませんね。そんな私の作り方に付き合っていただいて、ありがとうございます!トライしてくださる方がいることが本当に嬉しいです。励まされます。

      そこまで進んでしまえば、もうあとひといきです!!
      あー、楽しみですね✨

  • 喜んでいただけて嬉しいです!☆彡
    こちらの方こそありがとうございます!

    はい、明日の朝楽しみです。
    またお知らせに参ります!

  • こんにちは、何度もすみません。
    5日目、8時間が過ぎましたが、3時間経過の時から変わらず1.5倍のままで
    2倍には至りませんでした。温度は28.1スタートで、3時間目で少し温めて28.4℃、
    その後、28.3℃をキープでした。
    明日、もう一度やってみようと思います。

    今回の種は、2日目に倍にならなかったので、12時間でいったん冷蔵庫にいれて翌日に
    二度目の2日目を行い進めてきました。
    お楽しみは明日でしょうか、、、もっと先?!(笑)
    見切り発車のお知らせですみませんでした(T_T)

    • こんばんは!
      2倍になりませんか・・・。
      酵母ちゃん、なかなか焦らしますねー。

      momoさんはレーズン酵母元種使っていらっしゃいますよね? 酵母液から元種に育てる時に実感されているかもしれませんが、酵母は継いでいく中で徐々に活発になっていきます。活発になるとよく膨らみます。水と粉は酵母の栄養源なので、それを毎日食べさせてあげれば、酵母が増えて、乳酸菌とのバランスをとってくれるはずです。

      しつこくなってしまってすみません。時間があればでいいので、読んでみてください↓。

      ルヴァンリキッドの5日目まで進んできていれば、種の中はもうほとんど雑菌もいないと思います。この段階での懸念は唯一、「過熟」です。発酵種の量に対する粉と水の量が少ない場合や加温のしすぎなどで過熟を招くことがあります。momoさんの場合、温度も時間もしっかり測ってくださっているので、後者はなさそう。なので、餌(粉+水)の量を増やしてあげるのもいいかもしれません。でも基本的には5日目の工程そのままで大丈夫です。ダメだったら試してみましょう!

      とりあえず、5日目の工程をくりかえしてみてください。具体的には、育ててきた発酵種の上部の雑菌多めエリアを避け、底の50gだけ継いで、酵母と乳酸菌の純度をあげます。そして過熟にならないように、育ててきた発酵種50gの倍量以上の粉と水(足して100g以上)を食べさせてあげます。地道な作業ですが、多分あとちょっとです。

      酵母と乳酸菌のバランスが整ったかどうかを確認する工程がルヴァンリキッドの5日目の種継ぎの工程です。momoさんのルヴァンは1.5倍になっているとのことなのでちゃんと酵母は生きてますし、もうほとんどルヴァンリキッドは完成しています。というか、乳酸菌優勢の発酵種なので、ルヴァンリキッドとしてはそれで充分ではあるのです。いくつかの書籍では、5日目の発酵倍率については触れられていません。

      ただ、ルヴァンリキッドだけでパンを焼くことを考えると、あと少しだけ育ててあげるととても使いやすくなると思います。ルヴァンリキッドって発酵力の強い種ではないのですが、1〜2日おきくらいにフィードすると3時間で3倍くらいに膨らむようになります。そうなるとルヴァンリキッドだけでも、酸味の少ないそこそこふわっとしたパンが焼けるようになります。最近ご紹介した山食パンの作り方がそれです。時間はかかってしまうんですが。

      もしあまりにも膨らまないようなら、ちょっと荒療治ですが、発酵種50gに対して加える粉と水を増やしてみてください。この時の粉と水の割合は100:110。割合だけは守ってください。加温28℃で5〜8時間、もりもり栄養を食べさせて、酵母をたっぷり増やしてから、翌日、普通に種継ぎして3時間で発酵倍率を確認してみます。多分2倍以上にはなると思います。でもこれは手数を増やしてしまうので最終手段です!

      もうあと少しなので、明日には膨らんでくれるのではないかなあと思います。
      良いルヴァンができますように!! 祈ってます!!

  • 木琴堂さんへ
    遅くに失礼いたします。
    全然しつこくないです!
    直接アドバイスや色々教えていただけてとっても嬉しいです☆彡
    色々な方法があるのですね、とてもよくわかりました!!
    本当にすごいですね!!ありがとうございます!!!

    5日目の2倍を目標とするところは、そういった意味があったのですね。
    明日は、さらに種の取り方に注意してやってみます。
    それで動きがなかったら、粉と水の量を増やしてみます!!!

    毎朝ルヴァンを触っていると木琴堂さんのビデオの音楽がいつも頭で流れています~♪
    あのようにツルンプルンの出来立てにお目にかかりたいです。
    こちらの方こそ何度もすみませんが、またご連絡させていたださきます。

  • こんばんは。
    本日も残念ながら、3時間2倍に至らず、3時間で1.6倍位でした(笑)
    ダメもとでその時グルグルしてみましたら、その後少し膨らみまして8時間で1.7倍位でした。

    明日はどうしても朝から一日不在となってしまいお世話ができないので大丈夫でしょうか。
    それから、ルヴァンの味見をしたとき、酸っぱかったです。粉はERを使っています。
    どうぞよろしくお願い致します。

    • momoさんこんばんは^^
      あまりお力になれず、すみません!
      もどかしいですね。

      momoさんのルヴァンリキッドはもうほぼ完成していると思うので、1〜2日のおやすみは大丈夫だと思います。グルグルもしてあげましょう。雑菌がいなくなった完成形の発酵種なら、酸素はそのまま酵母の餌になります。この段階では攪拌して酸素をあげるのはいいと思います。

      もうひとつ。momoさんのコメントを読み返していて、水のお話を振り返ってみました。こちらでも湯冷まし使っていらっしゃいますか? もしかしたら浄水よりも酸素の量が少ないかもしれませんね。念入りにグルグルしてあげることが、より大切になるかもしれません。

      ルヴァンリキッド自体は酸味はあります。うちのルヴァンリキッドは舌に一瞬ピリッとするくらいの酸味で、香りは熟したフルーツの香りです。他にもヨーグルトみたい、とかワインみたい、とかブランデーみたい、とか表現される人もいます。でも酸味については各ご家庭で味わいって違うみたいですね。タイプERはE65とほぼ同じ粉ですし、こんな風にいろんな条件が一緒でもキッチンが違うだけで吸着する菌などによって変化が出るのでしょうか。ただ、一般的な発酵種の考え方では、酵母よりも乳酸菌が優勢だと酸味は強くなりますよね。今回の「28℃で3〜8時間加温後に冷蔵庫保管、1〜2日ごとの種継ぎ」ではややマイルドよりの酸味が有る種になると思うんですが、どうでしょうか??!

      そしてこれを使用してパンを焼く場合、例えば食パンだと、イースト併用だと全くと言っていいほど酸味は残りません。ポーリッシュ法や元種で作ってあげると遠くにほんのり酸味が出ますが気になるほどではないです。ストレートに配合して焼く場合は酸味がちゃんと出ます(発酵する力が充分ではないので、生地を寝かせる時間が長くなるためです)。もちろんレシピにもよるのですが。

      momoさんのルヴァンリキッドは乳酸菌優勢で完成していると思うので、イースト併用したり、あるいは他の酵母を併用したりしてパンの発酵をとるレシピでもよければ、今のルヴァンリキッドを使ってみてもいいと思います。種つぎを1日おきくらいで繰り返すうちに、発酵力はおのずと整ってあがっていきます。そして3時間で2倍以上になる頃にポーリッシュ法などで、ルヴァンだけでパンを焼いてみるといいかもしれませんね!もちろん元種に整えて使用する場合はすぐに仕込みに使っても大丈夫だと思います。

      とにもかくにも明日はお休みとのこと。
      ルヴァンに悩むのは少しお休みして、ゆっくり楽しんでください^^

      良いルヴァンリキッドができますように!

  • 木琴堂さん、こんにちは!
    どんでもないです、多大なるお力添えをいただいております!とても感謝しております!!
    このように連日やり取りしてくださって、レッスン代をお支払いしたいくらいです!
    ほんとうにありがとうございます。

    本日、木琴堂さんが出してくださっているレシピでカンパーニュを焼いてみたのです!
    昨晩は野菜室に置き、朝、発酵されていましたし、焼いたらすっごく膨らんでくれました。
    パンの香りですが、比較できるものがなかったのですが、なんかなんかよい香りがするのは
    気のせいか、ルヴァンリキッドか?!と謎ですが、午前中に焼き上げたのでランチに夫と頂きました。
    酸味も感じず、噛むと表現できないのですが、とにかく美味しいのです♪
    30分、オーブンの前から離れられませんでした。とっても幸せです♪

    同じようにクープを1本にしたのですが、木琴堂さんのように美しいカンパーニュでなく、
    私のはお尻のようになってしまいました(笑)

    お水の件もありがとうございます。今もお水を沸かして使っていますので、冷めたら蓋をしたまま
    何度もゆすって酸素を取り入れてから使うことにします。
    お水のことも気づいてくださって、ほんとうにありがとうございます。

    他にも作ってみたいレシピがたくさんあるので、頑張って育てていきたいと思います。
    木琴堂さん、ありがとうございました!

    • momoさんこんばんは!
      カンパーニュを試してくださってありがとうございます!嬉しいです!
      ルヴァンリキッドで焼くパンはほんと香りがいいですよね。特にハード系の、翌朝の香りが好きです。リベイクする前にまず嗅いでます、私、笑。クープや気泡は私も練習中です。安定して焼けるようになりたいですー。

      ルヴァンは育てること自体は難しくないのでもう大丈夫ですね!
      ルヴァンリキッド仲間が増えて嬉しい〜。また面白いレシピをご紹介できるように試作に励みます。
      ありがとうございます✨

  • 木琴堂さん、おはようございます!
    こちらの方こそ、大変お世話になりありがとうございました!
    嗅ぐ行為は必須ですよね!!私も見習ってクンクンしたいと思います(笑)

    今後もブログはもちろん、YouTube、SNS等も楽しみにしております。
    ありがとうございました。

  • はじめまして、こちらを参考にルヴァンをおこしているものです。
    2日目まではうまくいっている….と言いたいのですが、2〜3倍に膨らんでいるときに下に水のような?ほんの少し分離している感じになり、3日目になると上に少し分離した状態のまま膨らむことなく失敗?します。
    ぷくぷくはしているのですが、何が原因かがわからないのです。
    もしよければアドバイスなど頂けると嬉しいです。
    よろしくお願い申し上げます。

    • こんにちは!
      コメントが認証制になっており、すぐに反映されず、ご心配をおかけしました。ご覧いただきありがとうございます。ちゃんと届いてますよ^^

      粉から起こす酵母は2日目から3日目の酵母おこしが特に難しいんですよね…。分離、離水についてですが、一応、参考に過去のコメントのやりとりもご覧ください。もうお読みいただけていたら、重ねてのご案内、申し訳ありません。基本的には私のスタンスは変わりません。分離、離水、そういった状況が起きる前に手を打ちたいです。起きてしまったら、その種をスクリーニングしても状況はあまり改善されないのではないかな、と思うからです。

      ご質問の件ですが、たいさんの発酵種の分離の原因が分からないので、改善案もはっきりとお答えできないのです。申し訳ありません。お役に立てないかもしれませんが、考え方だけでも整理してみますね。ただ、色々と難しいことを考える前に、一番大事な材料のことを見直してみてください。

      使用なさっている粉は新鮮なものでしょうか? 何度もルヴァンリキッドを起こしてみて、また多くの読者さん方からご助言をいただいて実感したのですが、失敗と成功の分かれ目は「粉の鮮度と純度」だと感じています。おそらく原料として理想的なのは挽きたての粉ですが、入手が難しいので、購入したて、開封したてを使ってください。石臼挽きとかだともっといいと思います。酵母が起きてからも、精製された粉で継いでいくのですが、この粉も添加物のない純粋な粉を使用してください。以前、タイプER(←E65に添加物を加えてあるタイプの準強力粉です)でダメになってしまったというコメントをいただいていますので。私はこの夏、冷蔵庫で保管したライ麦で何度か起こし直してみましたが、やっぱり成功率が低かったです。鮮度ってすごく大事みたいです。

      それでは次のステップとして、材料が適切だった場合(同時に温度や時間も適切だった場合)、発酵種の中で何が起きているのかを想像してみます。実際にたいさんの発酵種の状態を生で確認できるわけではないので、想像には限界があるのです…。すみません。あくまでも、材料、加温温度、時間などが適切だった場合に起こりうるかもしれない「分離」についての私の想像です。

      発酵種には、はじめ、いろんな菌がいます。酵母や乳酸菌もいますが、雑菌もたくさんいます。混ぜ合わせた直後はそれらが全体に分散されている状態です。そこから粉の水和が進み、粉の中のいろんな成分は豊富な水の中で分解されていきます。大雑把には、酵母菌、乳酸菌、雑菌、この3つを粉の水溶液の中で培養したり淘汰したりしていく過程が酵母起こしです。

      発酵種の勢力図を想像してみます。発酵種の表層の酸素に触れている部分は雑菌優位です。底の部分は乳酸菌と酵母菌が優位です。粉から起こす酵母起こしが1回で終わらない理由はここにあって、発酵種の表層を捨て、底の部分の生地をすくいとって繰り返し培養することで、手間暇かけて雑菌を減らしていくのですね。ですから、ある意味においては、発酵種は上と下とでいつでも分離しています。ただこれが視覚的にはっきりと確認できることはないと思うので、目視できるくらいに分離してしまう前に次の種継ぎに入ってしまう方がいいのかな、と思います。あるいはもう一度、はじめから起こし直すか。目視できるくらいに分離している状態が、ただ発酵が進みすぎて起こっているものならいいのですが、もしかしたら、雑菌が優位になってしまって、酵母や乳酸菌が圧倒されてしまっている状態かもしれないので。私の発酵種は分離したことがないので、あくまでも想像です。曖昧ですみません。

      加温温度や時間などは目安を載せていますが、種の状態を見てタイミングを確認してみてください。夏場は種落ちする前に継ぐくらいでもいいかもしれません。特に夏のヨーグルトメーカーは部屋がしっかりと冷えていないと温度が上がりすぎてしまってあてにならなかったりもするので。冬は重宝するんですけれどね。

      ただ、今回、一番、悩んでしまうのは「下に離水」というところです。このメカニズムがわからないですよね。何度やっても毎回、発酵種の下に離水するのでしょうか? 粉と水を合わせても、水分量が圧倒的に多い場合以外は離水するってことはあまりないと思うので、やっぱり何らかの菌の代謝活動などの影響なのでしょうか? 謎です…力不足ですみません、(泣。

      曖昧なアドバイスしかできなくて本当にごめんなさい。強制するものではありませんが、楽しめるうちはまたトライしてもらえたら嬉しいです。なかなか一度では起きないです、ルヴァンリキッド。私も何度も失敗しました。頑なに同じ粉でチャレンジしていて、新しく購入した粉でやったらあっさり成功したなんてこともあります。根をつめずに、楽しんでやってみてください。

  • お返事をありがとうございます!
    こんなにいっぱい原因の可能性をあげて下さり、一人で悩んでいたのですごく気持ちがスッキリしています!本当にありがとうございます。
    北海道産のライ麦、石臼挽きではないのですが使用しています。
    今は20回ぐらいかな?チャレンジしていて、今やっているのは0.1グラム程のイーストを入れたり、他の天然酵母をちょっと入れたりして実験中です。
    早めに次の段階に移行も視野に入れ、何処まで行けるかやっています。
    いいご報告が出来るように頑張ります!
    ほんとうにありがとうございます!

    • こちらこそ、トライしていただいてありがとうございます!
      美味しいルヴァンリキッドができますように。
      祈ってますね!!

  • こんにちは、はじめまして!youtubeも拝見させて頂きました。いつもは簡単にホシノなのですが、初めてルヴァン種に挑戦しました。
    2日目ですが、瓶の縁にふわふわした白カビが生えてしまいました、、廃棄しましたが、解決策はあるのでしょうか?①日目〜二日目にかけてふわっと種が盛り上がって、指定g分を取り除いたのですが、カビが生えていた場所がまさにその取り除いた場所でした。(種が盛り上がった跡地?) 原因と対策はありますか?

    • こんにちは^^
      木琴堂のレシピでチャレンジしてくださってありがとうございます。

      私もルヴァンリキッドの酵母起こしでカビを生えさせてしまったことがあります。具体的な改善点はとにかく雑菌を増やさないことだと思うんですが、衛生面に充分に注意していてもそうなってしまったという体験を何度もしているので、もう一度、丁寧に、懲りずにチャレンジしてもらえたら嬉しいな、と思います。ルヴァンリキッドの場合は雑菌をはじめからゼロにすることは不可能なのです。以下、長くなります。お時間がある時でいいので、読んでみてください。

      私の場合は、カビが生えるのは特に夏場が多かったです。経験を踏まえて考察すると、夏場は気をつけていても混ぜあげ温度が上がりがちです。28℃を目指しても超えてしまったりするので気をつけたいところです。また、夏場に28℃設定の機器(私の場合はヨーグルトメーカーなんですが)に入れておくと、28℃を超えてしまうことがあるみたいです。ヨーグルトメーカーは保温する機能はあるけれど、冷却する機能はないので、そのせいかと思います。涼しくなるとカビが生えるということがなくなります(私の体験としては)。単純に温度のムラが良くないというわけではなく、温度にムラがあると、種継ぎ(リフレッシュ)の時間にムラが出ます。つまりお世話が遅すぎたり、逆に温度が低すぎるとお世話が早すぎたりしてしまうことが問題かと思います。

      ホシノの培養器を使用したことがないので想像なんですが、ホシノ天然酵母の場合は製品化された純粋な種から酵母を起こしますよね? その場合は家庭の衛生面に気を付けさえすれば元々雑菌のいない酵母のみを培養することになるので、多少温度が上がりすぎてしまっても、失敗ってまずないと思います。一方でルヴァンリキッドの場合は、ただの小麦かライ麦から酵母を起こします。こちらには雑菌もたっぷりいます。器具や環境をどんなに衛生的に保っても、小麦そのものにある程度の雑菌がいるので、こちらをはじめから取り除くことができません。だから、酵母起こしに6日もかかるのですね。6日間かけて、酵母や乳酸菌を増やして、逆に雑菌を減らしていきます。つまり酵母起こしを成功させるためには、酵母菌や乳酸菌が雑菌に負けてしまわない環境をつくる必要があります。

      …というわけで、毎日のお世話の際の「50gないし100gの種を取り除く」という工程が大変重要になってきます。この時に取り除くのは種の上部です。酵母や乳酸菌は酸素のないところでも活動できますが、雑菌は酸素のないところでは活動できません。必然的に、種の上部は雑菌優勢、種の底の部分は酵母と乳酸菌優勢です。雑菌優勢の部分を捨てて、酵母と乳酸菌優勢の部分だけを残し、何日もかけて培養をくりかえすことで、いつの間にか雑菌が淘汰されて酵母と乳酸菌がたっぷりのルヴァンリキッドになります。

      さて。みにゃさんのルヴァンは、捨て種を取り除いた部分からカビが生えたとのことですが、ちょっとこの部分が読み解けなくて。捨て種を取り除いたら、新しい水と粉を足して攪拌しますよね? 「種を取り除いた場所」というのも攪拌されて混ぜ混ぜになっているかと思うのですが、どうでしょうか?? 読解力が乏しくてすみません! ただ、ルヴァンリキッドは表層の部分が雑菌優勢になりますので、カビは表層に生えると思います。

      とりあえず、私がカビを生やさないために考えられることを書いてみます。
      ・使用する粉を見直す
      ↑これは、そもそも粉に雑菌に負けないくらいの有用成分が残っていないと、酵母が雑菌に負けてしまうからです。上記のように、小麦やライ麦には酵母や乳酸菌がいるのと同時に雑菌もたっぷりいます。それらをいっしょくたに混ぜて培養するので、1日目や2日目は雑菌たっぷりです。それらを種の上と下になんとなく分かれさせて、上を捨てて下だけ培養することで少しずつ雑菌を減らしていきます。なので1日目や2日目の雑菌がまだたくさん残っている中でも負けないくらいに元気な酵母と乳酸菌が必要なのです。新鮮な粉、開封したての粉を使ってみてください。
      ・器具など全て煮沸消毒してから冷まして使用する(水については賛否あるので煮沸しない方向でいいと思います、できればアルカリ性ではない弱酸性のお水を使ってください)
      ↑これはもうされているかもしれませんが一応、書いておきますね。
      ・保温機の温度管理を徹底する
      ↑多少の温度変化は特に影響ないとは思うのですが、あまりに上がりすぎる場合があるなら対応できるように、こまめに温度を測ってみるといいかもしれません。
      ・早めに種継ぎする
      ↑温度が上がりすぎているにしても、それ以外の原因があるにしても、気難しいルヴァンの酵母起こしは、カビが生える前に早めに手を打つのがいいかもしれません。その分、お世話の回数や日数はかかってしまうかも。種が膨らんだら種落ちする前に表層部を削って底の部分だけで種継ぎを繰り返します。でもこれは酵母や発酵種についてのいくつかの経験が必要かも。ホシノ天然酵母を扱われているとのことなので、あの生種の様子と照らし合わせながら、ある程度発酵したら餌、またある程度発酵したら餌、そしてそこそこいい感じになったら白い小麦に移行する、というようにやってみてもらうといいのかな。ただ1日目2日目はホシノ天然酵母の生種よりも生地がかたいので、そこは柔軟に対応してください。

      …長くなりました。すみません。
      懲りずに試していただけたら嬉しいです。ルヴァンリキッドはチャレンジしているうちに苦しくなってしまう方もいるみたいなので、楽しんでトライしてみてください。

    • 補足、ありがとうございます。
      ご丁寧に、大変助かります^^
      長くなってしまったのですが、参考にしていただけたら嬉しいです。
      美味しいルヴァンリキッドが起きますように!

      • こんにちは!わざわざこんなご丁寧なお返事を頂きましてありがとうございます。なかなかここまで、詳しくアドバイスをいただく事はできないので、感謝と尊敬です。
        説明がわかりづらく申し訳ありません!
        新しい小麦&水をいれた際、ガチャガチャやって瓶の周りに飛びちってしまったのかもしれません。(瓶の側面に飛び散った種から発生したのかな?とか個人的な憶測でした)
        懲りずにまたやってみたいと思います。(^^)/
        海外の動画をみたら一日一日瓶を変えておりました。この方法でやってみるべきか?とも考えていました。瓶の消毒にやや神経質になっていたので、いろんな原因がわかり助かりました。
        頑張ってみますね!忙しいところありがとうございました(*´ω`*)

        • なるほどです。確かに瓶を新しくするのもいいかもしれません。衛生面は大切なのでそれもいいですね。みにゃさんのやりやすい方で、安心できる方法でトライしてみてください。

          ちなみに私も動画では途中で1、2回容器を変えてます。主にきれいに映像を残したいという目的のためだったのでちょっと意味は違うんですが、笑。ポイントさえ抑えれば、ちゃんと起きてくれると思います。肩の力を抜いて楽しんでくださいね。

          美味しいルヴァンリキッドができますように!!

  • 木琴堂さんへ

    こんばんは✨
    YouTubeのルヴァンリキッドの動画へ
    Love Chiffoncakeという名前でコメントしたりえと申します
    こちらへ書き込みした方が良いかと思いまして
    コメントさせていだきますm(__)m

    何度もアドバイスをくださり、ありがとうございました!
    その後、五回目の挑戦のルヴァンリキッドは破棄することなく
    毎日スクリーニングしながら、本日9日目になりました。

    経過のご報告させてくださいm(__)m
    【6日目まで】
    表面はフツフツとしてるのと、香りは良い匂いと感じる香りなのですが
    3時間で2倍どころか、8時間加温しても4分の1程度しか嵩が増えず

    【7日目】
    それで、無知は承知で、スクリーニングの時に捨て種せず
    粉30、水33といった感じで少な目に入れて加温したところ
    気づいた頃には瓶から溢れてました
    どーせまた嵩増えないだろうと思い、夜にお世話して朝見たらビックリ

    【8日目】
    その後、捨て種して粉と水入れて加温すると、また嵩が増えず
    昨日の朝にもう捨てようと思って、捨てる前に!と、はちみつを入れてみたんです。
    そしたら3時間程で2倍位まで嵩が増えましたΣ(・ω・ノ)ノ!
    そのご冷蔵庫へ…

    【9日目・今日】
    今朝は、前種50、粉50、水55を混ぜて加温したら
    5時間たっても4分の1しか嵩が増えなかったので
    ヨーグルトメーカーから出してモルトシロップ入れて
    また加温してる最中なのですが、
    3時間経過の現在、4分の1しか増えず止まってます
    国産の有機モルトシロップを使ってるんですが
    このモルトが良くないのでしょうか…
    アカシアはちみつを入れたらあんなにブクブク元気に増えたのに~
    ルヴァンリキッド完成させて、早く木琴堂さんのカンパを焼きたいです
    スクリーニング時の粉はE65、水は湯冷ましを使っています。
    モルトシロップは〇〇〇シャンティという所の有機モルトシロップです。
    はちみつで元気になるなら、はちみつでやった方が良いのかしら…なんて
    素人考えで思っちゃうのですが、本来はモルトさえ入れない種ですものね。
    私のルヴァンリキッドはいつ出来るのだろうと思いながら
    毎日せっせとお世話しています笑

    また勝手にご報告しに来ます~

    • りえさんこんばんは!
      ご丁寧に経過を知らせていただいて、たいへん嬉しいです。ありがとうございます!

      糖分でルヴァンが元気になるならはちみつでもお砂糖でもなんでもいいのだと思います。ただ、はちみつの場合は「ルヴァンの香りが変わってしまった」というご報告を受けたことがあるので、そこだけ一応、心に留めておいてください。モルトは入れなくてもいいものなのですが、はちみつやお砂糖のような直接的な糖分の方がルヴァンの調子がいいのならそちらに切り替えてもいいかもしれませんね。本来は小麦粉の中のデンプンを分解してできる糖とお水の中の酸素で充分足りるはずなのですが。その仕組みがうまく機能していないのかなあ。

      あまり力になれなくて申し訳ありません。
      なんとかルヴァンリキッドが元気になってくれますように。

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    アトリエミツトパンははちみつとパン(とトマト)をこよなく愛する晴が主宰するアトリエです。 はちみつの魅力や可能性、レシピの発信を行っています。 自家製のパンについても勉強してきたことをじゃんじゃんシェアしていきますね。 どうぞよろしくお願いします。