サンフランシスコサワー種

サンフランシスコサワードウブレッドで名の知れたアメリカ西海岸発祥の小麦主体のサワー種。その土地特有の酵母やラクトバチルスサンフランシスエンシスという乳酸菌を有し、比較的強めの鮮やかな酸味を持つ。

昔はその土地の小麦粉とじゃがいもの煮汁で培養していた(らしい)。

いま、世の中のサワードウベイカーたちが起こして継いでいる「小麦粉＋少しの全粒粉ないしライ麦粉＋水で継いだサワードウスターター」の発祥とも言われる。

ホワイトサワー種の一種である。かけ継いでいく粉が小麦粉メインなのでライサワー種と比べて白くなるし、ライや全粒粉が少し入るだけで酸味が強くなるのでそのように定義される。ホワイトサワー種、サンフランシスコサワー種、サワードウスターターという言葉はそれぞれ干渉し合いながら幅広い角度から自由に定義されている印象。

サンフランシスコのベーカリーTartine BakeryやBoudinが有名で、クラムチャウダーと合わせて食べるスタイルが人気。

日本で起こすことは難しく、米Amazonやihrebなどで固有種のスターターを購入することができる。