レビュー || BRENCのニーダーBR-K006

パン生地の捏ね機で迷っている方に。

今回は愛用のニーダー、BRENCのBR-K006をレビューします。

ニーダー選びの参考にしてね。

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BRENCのニーダーBR-K006ってどんなニーダー?

日本のメーカーのニーダーです。MK精工さんという会社が作っています。こちらは餅つき機で有名な会社のようですね。母に尋ねてみたら「ああ、お餅の!」と言っていました、笑。

こちらの餅つき機、壊れないことで有名なようです。つまり頑丈で長持ちする良い製品を生み出している信頼度の高い会社ということですね。メーカーさんが謳ってらっしゃるのも「堅牢でコンパクト、自由に生地作りを楽しめるニーダー」ということ。

わたしはスタンドミキサーを壊したばかりの頃にこちらを手に入れました。堅牢、まさに!頑丈そうで壊れにくそうなのにちょっとおしゃれでキュンと心を掴まれたのでした。

ちなみに長野県の会社のようです。応援したくなってしまいますよね!

直感的に使えて操作は簡単、生地の繊細な変化を感じやすい、仕上がりも◎

こちらは独自開発のインペラとポリゴン形状を採用した独特のワークボウルが新しいです。柔らかめの生地であれば生地の掴みも良く、とても上手に捏ねてくれます。

オプションで別の羽を買い足すこともできます。

「強いグルテン膜を作る」を売りにされていますが、なるほど!、生地の仕上げの叩きと引き伸ばしと折りたたみが、この細くなったすり鉢状のワークボウルのおかげで理想的にできるようです。

「コンパクト」を謳っているだけあって、この容器のまま捏ねから一次発酵まで完了してしまおうという設計。生地の状態を確認しやすいのはいいですね。

外観は上品でスタイリッシュ

高さはありますが、設置面積はとてもコンパクトなんです。デザインも黒と白のパキッとしたコントラストがいいですよね。

ニーダーってちょっと残念な見た目のものばかりなので、キッチン台に出しっぱなしにしたくないんですが、こちらは出しっぱなしも許せます◎。←これ地味に大事。重いものって出し入れしたくないですもんね。

結論として、わたしは捏ね機としてはこのニーダーをメインで使っています。補助でスタンドミキサーが必要。

そのあたりを詳しくレビューしていきますね。

いいところと気になるところを正直にレビュー

パン作りで気に入っているところは……

捏ね機としての良いところはたくさんあります。

こんなところがお気に入り

1.
捏ねの速度が0-100%まであってとてもパワフル(わたしは75%までしか使ったことありませんが……)、極端に給水の低い生地でなければどんな生地にも通用する(特殊な生地以外は)
2.
高速で回せる、長く回せる、このおかげでいろんな調整ができて、生地の繊細なコントロールができる!なので仕上がりも理想的に◎
3.
タイマーも蓋も付いているので、捏ねたり休ませたりが自在、とってもやりやすい
4.
水回しが早いので給水の調整がしやすい、捏ねあがりにも生地の状態が見やすいのでバシナージュもしやすい
5.
仕上げの叩きと引き伸ばしがいい感じ

そんなわけでわたしがパン生地のミキシングでメインで使うのはこちらのニーダーです。特に多加水生地や生地の仕上げにはこちらがいいです。ちゃんと叩けて伸ばせて折りたたみができます。

ネックになるのは生地温度。やっぱり上がりやすいので、スタンドミキサーのところでもご紹介しましたが、保冷剤6個を巻きつけて冷やしながら捏ねています。

↑格好悪いですが……捏ねあげ温度、大事ですからね。

あと意外と重宝するのが❸の項目のタイマーと蓋。

作るパンによってはレストタイムが多いので、蓋をして速度0で20分のタイマーをかけて休ませて、タイマーが鳴ったら軽くパンチ……みたいな生地作りもできます。2-3分休ませてグルテンチェック、とかね。便利です。

✦ でも残念な点もあるんです

こちらのニーダー、パネットーネも捏ねられる羽ということで別売りのアタッチメントがあります。

しかし!オプションのアタッチメントを購入し、パネットーネ生地を回してみましたが(結局すべての羽で試しましたが)、リエビトマードレのパネットーネはこねられませんでした。←ここ重要です!パネットーネのために購入を検討されている方は、ご自身の生地の粘り具合を確認してください。

リエビトマードレのパネットーネって粘り気が非常に強いのですよね。はめこむだけのアタッチメントはダメです。粘って引っ張って生地が羽を外してしまうのです。すぐにエラーになって止まってしまいます。

そこだけは残念ポイント。あと意外と硬めの生地(給水57%以下くらい)を捏ねにくいのも残念な点です。

こういう場面ではスタンドミキサーの出番です。

でもそれ以外は素晴らしいです◎

✦ 実際に捏ねるところを見てみよう

参考までに捏ねの様子を見てみてください。

こちらは給水90%超えの生地。速度20%からスタートして最終は75%で仕上げています。

こういう生地はいかんせん時間がかかるので、保冷剤巻きつけは必須です。自家培養酵母の多加水生地などは温度が上がると生地が切れちゃうので。

冷やしながらであれば、綺麗につながっていく様子がわかると思います。途中、少しだけヘラやカードで側面を綺麗にするお手伝いをしています。放っておいてもいずれ混ざるけれど、補助してあげれば無駄に回す時間が減るので。

あと速度75%くらいで、生地がつながってくると、ワークボウルがぐらぐらしますね。動画でもわたしが手で押さえています。倒れたりはしないけど、暴れます。

このあたりの安定感はスタンドミキサーには敵わないですが、許容範囲内です。

【結論】買ってよかった!

結論は買ってよかったです。捏ね機としておすすめするのはやはりこちらのニーダーです。でもスタンドミキサーにしか捏ねられない生地もあります。

正直に言えばオプションのアタッチメントは買わなくても良さそう。ワークボウルもガラスかステンレスがよかったなあ。でも概ね満足!のニーダーです。

本気で家庭製パンを追求するなら、わたしとしてはキプロスターのスタンドミキサーとBRENCのニーダーの2台持ちをおすすめします

これら二つを購入しても、おそらくキッチンエイドの上位機種にいろいろつけるのと同じくらいのお値段じゃないかなあ?

海外のお高いやつを検討されているなら、国内メーカーの2台もちもぜひ検討してください。おすすめです。

BRENCのニーダーBR-K006で作るならこんなパンがおすすめ!

こちらのニーダーで捏ねたいパンをご紹介しています。よかったらご参考にみてみてくださいね!

桜のハード

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アトリエミツトパンははちみつとパン(とトマト)をこよなく愛する晴が主宰するアトリエです。 はちみつの魅力や可能性、レシピの発信を行っています。 自家製のパンについても勉強してきたことをじゃんじゃんシェアしていきますね。 どうぞよろしくお願いします。