ミツバチの巣から天然の蜜蝋を精製する

ミツバチの巣箱から採取した巣のかけらから蜜蝋を精製します

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#蜜蝋
#蜜蝋精製

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材料と道具

材料

ミツバチの巣

道具

琺瑯鍋
ジャムスプーン
琺瑯ボウル
ストレーナー
ガーゼ(油濾し紙も有効)
チョコレートモールド
カード
オーブンペーパー

作り方

1.

湯を沸かしてミツバチの巣を煮溶かす
ガーゼで濾してゴミを取る
そのまま蜜蝋が固まるまで冷ます

・蜜蝋か加熱温度が高すぎると発火する危険性があるので直火にかけないこと、温度をあげすぎないこと
・蜜蝋の融点は62℃
・動画ではガーゼを使用しているが、油濾しに使用する紙が非常に使い勝手がいいので試してほしい
・蜜蝋は作業台や道具に付着すると除去しにくいので十分に注意すること
・蜜蝋は決して水道管に流さないこと

冷却後は蜜蝋だけ固まっているので取り出し、水分を完全に除去する

2.

蜜蝋を再び煮溶かして濾過し2度目のごみ取りをする

3.

蜜蝋が固まる前にチョコレートモールドに流しこんで固める

4.

固まったら取り出して完成!

ノート

✤ ミツバチの巣

今回使用した巣はミツバチたちが巣枠をはみ出して自由に作り出した天然のはちの巣です。作られてからまだ日が浅いものばかりです。無漂白の蜜蝋ははちの巣の色によって淡い黄色から濃いはちみつ色までさまざまですが、今回、比較的色味が薄いのは、作られたばかりの新しい巣でまだ子育てなどもしていない未使用のものだったためです。

✤ 蜜蝋は丁寧に取り扱って

蜜蝋はテーブルや道具などにこびりつくと除去するのは難しいです。まず汚染させないことが重要なので、テーブルにオーブンペーパーを敷いたり、道具は蜜蝋の精製専用のものを用意すると良いと思います。
 
付着した蜜蝋を除去するには①温めて拭き取る、あるいは②固まったところを削り取る、少量であれば③アルコールで摩擦しながら拭き取るのが有効です。
 
決して水道に流さないこと。水道管に付着してつまりの原因になることもあります。

✤ 蜜蝋の加熱は慎重に

蜜蝋は熱しすぎると発火する恐れがあります。直接加熱するのではなく湯煎にかけたり温度管理しやすい電気コンロなどを使用し、62℃に近い温度帯で管理してください。

✤ 保管は清潔に

蜜蝋を水で煮溶かして精製した場合、その後、蜜蝋だけで再び濾過し、しっかりと水分と不純物を取り除くことが重要です。完全に乾かすことも大切。
 
蜜蝋の純度が低いと、保管中にカビが発生することがあります。また、稀に日当たりの良い場所などに置いておくと溶け出すことがあるので、保管場所の温度や湿度に充分に注意してください。40℃くらいで結構やわやわです

2 件のコメント

    • ご覧いただきありがとうございます^^
      とっても嬉しいです!

      自分で精製した蜜蝋は、いっそう愛着が湧いて可愛くて、私はなんだか使うのがもったいなくなってしまいました、笑。
      身近ないろんなものに生まれ変わらせて、ぜひぜひ蜜蝋生活をお楽しみください!

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    アトリエミツトパンははちみつとパン(とトマト)をこよなく愛する晴が主宰するアトリエです。 はちみつの魅力や可能性、レシピの発信を行っています。 自家製のパンについても勉強してきたことをじゃんじゃんシェアしていきますね。 どうぞよろしくお願いします。