前回は安曇野養蜂苑さんのご協力のもといただいたミツバチの巣から蜜蝋を精製しました。今回はその蜜蝋で、カヌレの形の蜜蝋キャンドルを作ります。

……といっても作業はとても単純です。蜜蝋を溶かしてキャリアオイルとエッセンシャルオイルを加えて固めるだけです。お好きな型を用意して、お好きな形で、ぜひぜひ作ってみてください。

今回、用意した型はカヌレ型です。この周囲のなみなみの模様がかわいいですよね。このようにお菓子の型を使ってキャンドルを作り、蝋を着色して、ケーキのようにデコレーションして本物のお菓子と見まごうようなお菓子キャンドルを作成される方もいるようですよ。いくつか書籍を読んでみましたが、どれもたいへんかわいらしくて素敵でした!

デコレーションとまではいかなくとも、お菓子の型で作ったキャンドルは形がキュートでプレゼントとしても見ばえがしますしかわいいですよね。ラッピングもお菓子箱などを利用できるので映えるわりに簡単でおすすめです。キャリアオイルにこだわれば、溶けた蝋を素肌に塗って楽しむこともできるそうです。美容意識の高いお友だちにおすそわけしてみてください。きっと喜ばれると思います!


今後の蜜蝋の動画、ボディクリームや木製ワックスなどの動画もお楽しみに!

蜜蝋キャンドルの作り方

材料
カヌレ型4個分

・蜜蝋 200g
・スイートアーモンドオイル 20g
・オレンジのエッセンシャルオイル 6g

ingredients

・200g beeswax
・20g almond oil
・6g orange essential oil

ポイントとコツ

温度管理

蜜蝋は発火する可能性がありますので、湯煎や温度管理のしやすい電気コンロで62℃から70度くらいで管理してください。

道具

今回、使用した道具は蜜蝋の精製用に購入したものです。琺瑯鍋、ジャムスプーン、琺瑯ボウル、キャンドル芯、カヌレ型、クリップです。また作業台にはオーブンシートを敷きました。蜜蝋はいちど付着すると完全に取り除くことは難しいので、ご家庭で蜜蝋を取り扱う場合は、道具や作業台の扱いに注意してください。道具は蜜蝋用として完全に使い分けをなさると良いかと思います。

キャンドル型

蜜蝋を流しこむ型の材質はシリコンがおすすめです。あるいは予算のある方はポリカーボネート製のものを使用してもいいと思います。チョコレートの型などで使われることがありますが、ちょっと高価です。お財布と相談してください。

もっと手軽に作る場合には、紙コップを利用して作るのもいいかもしれません。ナチュラルな感じがして、低予算の割にかわいらしいです。100円ショップのキャンドルの空き容器を再利用したり、耐熱の器で固めて作ることもできます。お好みのものでオリジナルのキャンドルをお楽しみください。

キャリアオイル

蜜蝋と混ぜ合わせてキャンドルのベースとなる部分を作るオイルです。蜜蝋キャンドルは、もちろん蜜蝋100%でも作ることができます。ただ、調べてみたところ、燃焼効率や扱いやすさ、またコストの面から、キャリアオイルを配合して作るキャンドルのレシピが人気のようでした。キャリアオイルを配合する割合は書籍やサイトによって様々で、蜜蝋に対して5%〜500%(!)まで幅がありました。500%ってすごい割合ですよね。ハンドクリームやリップバームがこのくらいの配合でかなりゆるいイメージなので、キャンドルとしては相当やわらかいと思います。型取りは難しそうですね。

色々、悩んだりもしましたが、今回は20%で作っています。いずれキャリアオイルの配合率による燃焼時間を比較してみたいものです。

キャリアオイルとして(個人的に)思いつくものを以下に記しておきます。
・ホホバオイル
・ココナッツオイル
・スイートアーモンドオイル
・グレープシードオイル
・オリーブオイル

香り

今回はオレンジのエッセンシャルオイルを使用していますが、特別な香りをご所望でなければ特に加える必要はないと思います。蜜蝋キャンドル自体は期待されるほどには香りません。ただ、敏感な方は蜜蝋独特のほのかな香りさえ気になるかもしれませんので、甘い(といってもはっきりと甘いハチミツの香りとはちょっと違います)香りが苦手な方は、柑橘系やジャスミンなんかの鮮やかな香りを足してみると使いやすいかもしれません。思い切ってバニラとココナッツなんかでより甘さを強調しても楽しそうです。

私は夏場にレモングラスとシトロネラ(ゼラニウムもいい香りです)で虫除けキャンドルを楽しみますが、これも爽やかでおすすめですよ! ぜひお試しください。

蜜蝋キャンドルの効果

天然の空気清浄機

蜜蝋キャンドルは燃焼中にマイナスイオンを発生させます。このマイナスイオンは空気中のゴミ(花粉やPM2.5サイズの汚れやにおいなど)を吸着し、重くなって床に沈んでくれるそうです。床にゴミを集めて、空気を綺麗にしてくれるんですね。つまりキャンドルを灯している間はなるべく静かにすごして、床に落ちたゴミなどを再び空中に舞い上げないようにしましょう。その方が蜜蝋キャンドルの空気浄化の効果は高いはずです。

効果
→花粉症、喘息、アレルギー反応の改善

1/f ゆらぎ

自然界にあるあらゆる「ゆらぎ」の波長がキャンドルの炎の揺らぎと同調するそうです。人間の鼓動もまさに同じものなのだとか。ですから人は、星の瞬きや小川のせせらぎに癒されるのですね。キャンドルの炎の「1/f ゆらぎ」を見つめることで副交感神経が優位になり、リラックスした状態を維持することができます。

効果
→リラックス効果

オレンジの炎

オレンジ色がもたらす効果はあなどれません。緊張を和らげて力を発揮しやすい状態をもたらし、親しみを感じさせてそれぞれの団結力を高め、エネルギーと開放感をもたらし、また食べ物を美味しそうに見せることで食欲の増進効果もあるようです。つまり大切な人たちと貴重な時間を共有する、そんなひとときに蜜蝋キャンドルがあれば、その空間はきっと完璧になるでしょう!

効果
→緊張を和らげる、親しみを感じさせる、エネルギーを与える、食欲増進(これは一長一短かもしれませんが >_< )

100%天然素材

その他のキャンドルと比べて黒煙や煤が出ないところも蜜蝋キャンドルをおすすめするポイントです。また融点が62℃と高めなので、その他のキャンドルよりもゆっくり溶けてゆっくり燃えます。

さらに、こんなことも噂されています。蜜蝋ははちみつと同じように天然のサプリメントとも言える栄養素をふんだんに含みますが(ここまでは本当です)、それらの栄養素を燃焼させて空気中にはなってくれるのだそうです。ちょっとこの「空気中に栄養成分をはなつ」という部分はいまいち仕組みが理解できなかったので、本当に効果があるのかはわかりませんが、とにかく、燃やしてもすべて身体に害のない天然成分であることは間違いありません。

何より、配合を工夫して作った蜜蝋キャンドルは、溶かした後の蝋を素肌に塗ってボディクリームとして楽しむこともできるそうです! ぜひ作ってみたいものですね。

効果
→空気を汚さずに安心して楽しむことができる、キャンドルが長持ちする

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