この夏、安曇野養蜂苑さんのご協力のもと、ミツバチたちが巣枠外に作った天然のはちの巣をわけていただきました。今回はそれらの天然のはちの巣から、蜜蝋を精製します。

安曇野をご紹介する動画でも撮影しましたが、整然と並んでいたたくさんの木箱が、ミツバチたちのために用意された巣箱です。ミツバチたちの群の大きさに合わせて1階建、2階建、3階建……と広さはさまざまあるわけですが、その中には蝋で作った巣を木枠にはめこんで作られた巣枠が入っています。ミツバチたちはその巣枠にはちみつを貯めたり、子どもを産んだりするのです。木琴堂チャンネルの「ミツバチ観察Vlog」には、その蜜枠(巣枠の中でも主にはちみつを貯蔵している枠)の様子が記録されていますので、興味をお持ちの方は是非、ご覧ください。

さて、今回わけていただいたのは、ミツバチたちがそれらの巣枠をはみ出して自由に作り出した天然のはちの巣です。安曇野養蜂苑のスタッフのかたが、それらのはちの巣の中でも、子どもを産んでいないものだけを集めて、わけてくださいました。少しだけはちみつが入っていたのですが、蓋をして熟成される前のはちみつなので、安曇野養蜂苑さんでは製品にされないとのこと。贅沢にもそのままいただいて、蜜蝋の精製に使わせていただきました。

無漂白の蜜蝋ははちの巣の色によって淡い黄色から濃いはちみつ色までさまざまです。天然ならではの優しい自然の風合いを楽しみながら、心と身体、そして環境にも優しいやり方で蜜蝋を精製し、キャンドルやボディクリーム、家具用のワックスなどを作っていきます。

蜜蝋キャンドルは煤が出にくいことが知られていますし、ボディクリームはお好きなオイルや香りを配合して納得のいく素材のみを使用した無添加のクリームを作ることができます。ワックスなどもテーブル等に使用しても問題のない安心なものを作ることができるわけです。蜜蝋ってほんとうに魅力的なアイテムですよね。

また、蜜蝋はお菓子作りでも活躍します。「カヌレ・ド・ボルドー」の型の下処理は蜜蝋で行うのが伝統です。いずれこちらも動画にしたいものです。

まずはその第一歩!
蜜蝋の精製プロセスをご紹介します。

また、今後の蜜蝋の動画、キャンドルやクリームなどの動画もお楽しみに!

蜜蝋の作り方

材料

・ミツバチの巣
・水

ingredients

・honeycomb
・water 

ポイントとコツ

温度管理

蜜蝋は発する恐れがありますので、湯煎や温度管理のしやすい電気コンロで62℃から70度くらいで管理してください。

保管

水で煮溶かして分離させた場合、その後、蜜蝋だけで再び濾過し、しっかりと不純物を取り除いてください。蜜蝋の純度が低いと、保管中にカビが発生することがあります。稀に日当たりの良い場所などに置いておくと溶け出すことがあるので、保管場所の温度や湿度に充分に注意してください。

道具

今回、使用した道具は蜜蝋の精製用に購入したものです。

・琺瑯鍋ふたつ(巣を煮たもの、蜜蝋のみ煮たもの)
・ジャムスプーン
・琺瑯ボウル
・ストレーナー
・ガーゼ
・チョコレート用モールド(コーヒー豆型)
・スケッパー
・オーブンシート

蜜蝋は道具や衣類などに付着すると完全に取り除くことは難しいので、ご家庭で蜜蝋を取り扱う場合は、道具や作業台の扱いに注意してください。道具はいちど蜜蝋用としておろしたら、他の道具類と完全にわけて使用なさると良いかと思います。

2 件のコメント

    • ご覧いただきありがとうございます^^
      とっても嬉しいです!

      自分で精製した蜜蝋は、いっそう愛着が湧いて可愛くて、私はなんだか使うのがもったいなくなってしまいました、笑。
      身近ないろんなものに生まれ変わらせて、ぜひぜひ蜜蝋生活をお楽しみください!

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