クラフトコーラ | はちみつとスパイスで作ろう

コーラとは?

コカ・コーラ社の代表的な商品「コカ・コーラ」を指し示して使用されることが多い「コーラ」という呼称ですが、名前の由来はコーラの木です。星形の可愛い花が咲きます。

「コカ・コーラ」も元々はこのコーラの木の実、コーラ・ナッツから抽出したエキスを使用して作られていたようです。現在はコーラ・ナッツを使用することはないみたい。代わりにフレッシュなスパイスと柑橘類の果汁、たっぷりの糖分を配合してコーラの風味が再現され、市販されています。

甘くてほんのり酸味のあるスパイシーな炭酸ドリンクです。糖分の取りすぎには気をつけましょうね!

ホールスパイスを駆使して手作りのコーラを作ります。参考にしたレシピは日本のクラフトコーラ専門店のレシピです。テレビ番組で紹介されていました。そちらをアレンジして、甘味料の半分をはちみつに置き換え、同時に水分量などの調整をしています。

自家製コーラはお好みで風味の調整ができます。ホールスパイスを使用すれば、香りも鮮やかな絶品シロップになります!この分量だとバニラが少しきついので、お好みで半量に減らしてもいいかも……。私はそちらの方が好みかも。

■材料

・水 120g
・はちみつ 100g
・きび糖 100g
・クローブ 3g
・カルダモン 2g
・ナツメグ 2g
・セイロンシナモン 2本
・無農薬レモン 半分
・防カビ剤不使用ライム 半分
・バニラビーンズ 半分
・カラメルシロップ 15g

 カラメルシロップの作り方

材料

・グラニュー糖 25g
・水 20g + 10g


作り方

1
グラニュー糖と水20gを鍋に入れて火にかけます。はじめは混ぜたりせずにしっかりと煮立たせ、お好みの焦げ色に色付くまで加熱します。

2
しっかりと色がついたら鍋を火からおろし、とろみを調節するために水10gを加えて手早くかき混ぜます。ここで勢いよく水蒸気が上がるので、火傷に気をつけてください。カラメルを水で伸ばし、カラメルの溶け残りがあったり、とろみが足りないようであれば再加熱します。なめらかで少しとろみがあり、透き通ったカラメル色のシロップになるように調整します。

3
完成!

■クラフトコーラの作り方

 フローチャート

コーラ作りの流れをざっとさらいます。おおよその時間割です。

計量・下準備(10分)

材料混合(1分)

加熱(5分)

バニラ、カラメルシロップ追加(1分)

保存容器移しかえ/レスト(ひと晩)

完成!

あくまでも目安です。ご参考までに。

 下準備

スパイスの下処理

カルダモン

ホールのカルダモンを使用しています。種に浅く切り込みを入れます。


ナツメグ

ホールのナツメグを使用しています。荒く削っておきます。


バニラビーンズ

ホールのバニラビーンズを鞘ごと使用しています。鞘に切り込みを入れて開き、タネをしごきだしておきます。鞘と種の両方を使用します。

スパイスはいずれもパウダーのもので代用することも可能です。分量もそのままで大丈夫だと思いますが、少し香りが萎むと思います。お好みで調整してください。

カラメルシロップの準備をします

カラメルシロップの作り方の通りにカラメルシロップを作っておきます。

果物の下処理をします

レモンとライムを重曹でこすってよく洗います。それぞれ輪切りにします。

無農薬、オーガニックのものがあればそちらをご利用ください。今回は無農薬のレモンと防カビ剤不使用のライムを使用していますが、念のため重曹で洗っています。

 1

鍋に水、はちみつ、きび糖、クローブ、カルダモン、ナツメグ、シナモン、レモン、ライムを加え、軽く沸騰するまで加熱します。

 2

沸騰したら鍋を火からおろし、バニラビーンズの鞘と種、カラメルシロップを加えて手早く混ぜます。全体がよく混ざって粗熱が取れたら、清潔な保存瓶に入れ替えて、ひと晩、寝かせます。

 3

完成!

無糖の炭酸水で割ってお飲みください。

シロップを注ぐ際は茶こしでこして注いでください。

■クラフトコーラシロップの保存

常温で保存しています。一週間くらいで飲み切りますが、そのあたりは自己責任でお願いします。スパイスとレモン、ライムは二日目に全て取り除きます。香りがキツくなってしまうので。ここでシロップを濾しておくと、後々、使用する際にとても楽です。香りの鮮やかさは個人の嗜好によってお好みの加減があるかと思いますが、レモンやライムを入れたままで保存するとシロップが傷みやすいと思います。少なくとも果物だけは取り除いてください。

■ホールスパイス

スパイスは普段はマスコットや朝岡スパイスのものを愛用しています。

 クローブ

 カルダモン

 ナツメグ

 セイロンシナモンスティック

 バニラビーンズ

ホールスパイスではなく、パウダーでも作れます。でも香りが鮮やかなのは断然こちら、ホールスパイスです。仕上がりが違ってくると思います。

■野田琺瑯のポーチカシリーズ

ミルクパンとソースパン。

■ゼスターグレーター

ゼスターグレーターすごく使いやすいです。ナツメグもチーズもサクサクおろせます。毎日、大活躍。

■保存瓶

キルナーのジャークリア。これの苺とオレンジを愛用しています。私は酵母もその都度、ごく少量しか起こさないので、米サワーもレーズンもこれに入れて起こしています。

ABOUTこの記事をかいた人

アトリエミツトパンははちみつとパン(とトマト)をこよなく愛する晴が主宰するアトリエです。 はちみつの魅力や可能性、レシピの発信を行っています。 自家製のパンについても勉強してきたことをじゃんじゃんシェアしていきますね。 どうぞよろしくお願いします。