世の中の健康志向の高まりとともに、いま、はちみつのブームがおこっています。精製されていない自然のままの優しい糖分は、美味しいだけではありません。健康にも美容にもいいということで、多くの専門家の方々に注目されていますね。

 

あなたは、はちみつ、好きですか?

 

私は大好き!

だって幼い頃から食べない日はないという環境で育ったんですもの。

安曇野には美味しいはちみつがたくさん!

ここで私の愛する安曇野とはちみつをご紹介すべく、動画を1本、載せておきますね。

Vlog 安曇野|2019年、初夏

安曇野は北アルプスのふもとにある緑と水の美しいところ。とくに初夏は格別です。

山の端の緑、田園の緑、街路の緑。わさび田やハーブ園の緑、そしてアカシアの葉の丸くてつぶつぶとした鮮やかな緑。それぞれがみずみずしく艶めき、私たちを夏へといざないます。まさに大地の生命力を感じる安曇野の初夏です。

そんな初夏にアカシアのはちみつは採蜜されます。

安曇野をおとずれた際には、ハーブ園やお土産屋さんなどの路面店、道の駅、お泊りの宿の売店などをのぞいてみてください。美味しいはちみつがずらりと並んでいますよ。

あなたは知っていますか?

ここ長野県の安曇野は国産はちみつの一大産地なのです!

はちみつのすごいところ

はちみつにはいいところがたくさんあります。

  • 美味しい
  • 健康に良い
  • 美容に良い
  • 料理の下準備や隠し味に効果的
  • 保存がきく

ざっとあげただけでもこんなにたくさんのすごいところがあります。まさにはちみつは万能アイテム。美味しいだけではないのです。

 

1.美味しい

砂糖よりも甘みが強く、砂糖よりも低カロリー。分子が小さいので甘さの密度が濃く、深いコクを感じることができます。

糖分の他に酸味成分や必須アミノ酸、ミネラル、ビタミン、ミツバチの体内で合成される酵素類や抗酸化作用を持つ成分などがふんだんに含まれているため、その味わいは複雑で独特の深みがあるのです。

また蜜源によって味わいが違うのもはちみつの楽しいところ。

癖がなく誰からも好まれるアカシア蜜はお料理やお菓子の甘みとして使いやすいだけでなく、優しく華やかな味わいなので、眠る前の一匙として口に含むのにもおすすめです。れんげやクローバーなどの蜜も比較的、癖は少なく優しい味わいなので、アカシア蜜のように使うことができるでしょう。

マロニエやユーカリは独特の樹木系の香りが味わいのポイント。ニュージーランドのマヌカハニーも樹木系の香りとともにまったりとしたコクとスパイシーな風味を楽しむことができ、深みのある味わいです。メディカルハニーとしても注目を集めていますね。

果樹から集められたりんごやみかんなどの蜜は果実のイメージに近い味わいですし、ラベンダーなどのハーブの蜜はやはりハーブの香りがします。

 

たくさんあって目移りしてしまいそう。

それもまたはちみつの楽しみ方のひとつです。

 

2.健康に良い

はちみつには300種とも言われる多くの栄養素が含まれています。

 

はちみつがどんなふうにできるのか、あなたは知っていますか?

 

はちみつとは花の蜜そのもののことではないのです。

花の蜜を集める係のミツバチは花蜜を運んで巣に戻り、はちみつ係のミツバチにそれを託します。はちみつ係はそこに花粉や酵素を混ぜたり、貯蔵庫に入れて水分を飛ばしたりして、糖度の高いはちみつを作り出します。

この過程がはちみつを甘く、栄養たっぷりにする大切なところ。花粉から作られる必須アミノ酸、ミネラル、ビタミン、そこにミツバチの体内で合成されるグルコースオキシダーゼ、インベルダーゼ、アミラーゼなどの酵素類などが加えられ、花蜜は天然のサプリメントとも呼ばれる栄養たっぷりのはちみつになるのです。

 

はちみつの薬効は多岐にわたります。

傷口の殺菌、整腸作用、粘膜補修効果、滋養強壮、疲労回復などなど。驚くべきことに目薬としても使うことができるうえ、歯磨きのあとのはちみつ仕上げで歯槽膿漏や虫歯を予防し口臭を防ぐことまでできるのだそう。はちみつオーラルケアの歴史は古代エジプトにまで遡るというのですからたいへん興味深いものです。

「メディカルハニー」なんて言葉も耳に馴染んできた今日このごろ。美味しいもので健康促進。舌にも自分にも甘い健康法がいま注目を集めているわけは、このようなはちみつの魅力によるところが大きいのです。

 

3.美容に良い

これだけ健康に良いとされるはちみつですから、もちろん美容効果も高いのです。

美と健康はいつでも深く結びついています。

身体の外側からは殺菌保湿、アンチエイジング、美白、シミの改善に効果があるのだそう。洗顔や洗髪、入浴剤、リップクリームにパックなど、普段のお手入れにほんの少しはちみつを加えるだけでいいのですからお手軽です。

食べて内側からは整腸効果や肥満防止効果を期待できるとこのと。

もちろんとりすぎはどんなものでも身体に毒ですから、いくらカロリーが控えめで代謝されやすいとはいえ、量はきちんと吟味したいものです。

 

4.料理の下準備や隠し味に効果的

はちみつの保湿効果はお料理でも役立ちます。

お肉などにぬれば保湿効果と酵素の効果でしっとり柔らかな仕上がりに。はちみつの成分はアンモニアと結びついて揮発を抑えるので臭み消しにも効果的。お魚の漬け込みなどに是非。

またなにかひと味足りないな、というときには隠し味として使用するのもおすすめ。コクと深みが生まれます。火を入れれば照りや艶も良くなるので見栄えも格段にアップ。

発酵食品との相性もいいので、味噌、ヨーグルト、チーズ、塩麹や醤油麹などと合わせて調味料に使えば旨味成分がぐんと増しておすすめです。

 

5.保存がきく

これだけ万能に使うことができるはちみつ。その栄養素は300種とも言われますから、非常食としても有能です。

なにしろ電気もガスも使わずにそのまま食べるだけで栄養補給ができ、歯を磨くことができない環境でも口に含むだけでオーラルケアができます。傷口に塗れば殺菌効果も。

何より保存方法さえ間違わなければ、純粋なはちみつは半永久的に保存できるのです。ストックの入れ替えが不要だというところもまた優秀なポイントでしょう。

 

小さくても力持ちのはちみつ。

その無限の可能性に、あなたもかけてみませんか?


【参考文献】

木村幸子著(2017)『毎日がしあわせになるはちみつ生活』主婦の友インフォス.
東雲輝之著(2017)『誰でもチャレンジできる!ーイラストマニュアル・はじめての養蜂』高安和夫監修,秀和システム.
前田京子著(2015)『ひとさじのはちみつー自然がくれた家庭医薬品の知恵』マガジンハウス.

はちみつの選び方

日本のはちみつの自給率がどのくらいか、あなたは知っていますか?

実は10%にも満たないのです。90%以上が外国産、その多くが中国産です。さらに外国産のはちみつを国産と偽って販売している業者さんが何人か起訴されています。また市販のはちみつには水飴などがまぜてあるものもあるということをご存知ですか?

これだけのことを聞くと、ちょっと不安になってしまいますよね。

食べ物は私たちの身体を直接、育むものですから、吟味して納得したものを選びたいものです。

もちろん外国産のはちみつが悪いというわけではありません。中国や韓国、アルゼンチン、ハンガリー、ニュージーランドなどのはちみつは、日本では手に入りにくい花の蜜もあったりして味わい深いです。また比較的、安価で手に入るので市販のお菓子やパンによく使われています。

ただ、これだけ健康に、美容に、と注目されているはちみつですが、採蜜されてから商品になるまでの過程において、大量生産を容易にするために熱を加えられたり、精製され他の材料を混ぜられたりして、栄養素が壊れ薄まってしまうこともあるのです。それらのはちみつは、口に入れても肌にぬっても、純粋なはちみつにはかないません。

大切なのは商品になるまでの過程で、天然のデリケートなはちみつがどれだけ丁寧に扱われているかということ。

はちみつの選び方は人それぞれ。味の好みも人それぞれ。

身体にいいこと、美容にいいことがわかっているのですから、あとは信頼できる業者さんを見極めて、できることなら採蜜から販売までの流れの中に、必要以上に多くの人の手が入っていないものを選んでいただければと思います(見えない部分が増えれば増えるほど見極めが難しくなるからです)。地元、あるいはお気に入りの産地の養蜂家さんなどから直接購入されることをおすすめします。


【参考】

農林水産省生産局畜産部(2018)「養蜂をめぐる情勢」

『蜜、ガール。』のはじめの一歩

このようにはちみつはとても魅力的。とても語りつくせません。けれど多くの人がこんなふうに思っているかも。

「お砂糖のほうが安価で扱いやすそう。それに納得できるはちみつなんて容易に手に入らないし」

はちみつそのものの魅力は尽きないのに、こんな理由で敬遠されてしまいがちなのはもったいない。そこでここ『蜜、ガール。』では、はちみつを使ったレシピや健康法、美容法のレシピをご紹介します。

そして健やかで魅力的な『蜜、ガール。』を世界中に増やしたい。

健やかな美は他人にも自分にも心楽しいものだから。

 

『楽しいことはきっと、ぜんぶはちみつでできている』をモットーに。

 

これはそのはじまりの一歩です。


【注意】

はちみつの摂取は1歳のお誕生日をすぎてから。

乳児ボツリヌス症については、調理しても殺菌されにくい芽胞が原因であるため加工品などの摂取もやめましょう。子どもの腸管の未発達によって引きおこされる症状ですので、1歳からの子どもの症例は確認されていません。


【参考】

NIID国立感染症研究所(2017)「ボツリヌス症とは」
農林水産省生産局畜産部(2018)「養蜂について」