まるくてかわいいこのフォルム。シャリッとしたみずみずしい食感と、ひと口でふわっと鼻にぬける上品なレモンの香。日本のレモンケーキってなんて完璧なのでしょうか。
小さな頃からこのレモンケーキが大好きです。甘酸っぱい香りとしゃりしゃりしたレモングレーズの食感のマリアージュって最高ですよね! だんだんと汗ばむようになってきたこの季節ですが、レモンケーキは、それでもふいに食べたくなってしまう数少ない焼き菓子のひとつです。まさにレモンのさわやかさのなせるわざ。皮と果汁をたっぷり使って、さわやかな、香り高いレモンケーキを作りましょう。
レモンケーキと言えば、仕上げにホワイトチョコレートでコーティングしたレモンケーキもたくさん見かけますね。こっちも確かに捨てがたい……。でもやっぱりはじめのひと口で爽やかな酸味を感じたいので、私はレモングレーズ一択です。
紅茶ならセイロン。コーヒーならエチオピアかケニアのあたりの華やかな香りのものを合わせたいなあ、なんて思いながら作ってみました。
レモンケーキの作り方
材料
レモンケーキ型1枚(6個分)
・レモンの皮 1/2個分
・レモンの果汁 1/2個分
・卵 1個
・砂糖 30g
・はちみつ 10g
・塩 ひとつまみ
・薄力粉 40g
・アーモンドプードル 20g
・ベーキングパウダー 2g
・粉糖 80g
・レモン果汁 10g
作り方
30分
下準備
・レモンケーキ型に薄く油脂をぬる
(お持ちの型に適した下準備をしてください)
・レモンの皮をすりおろす
・レモンの果汁をしぼる
・オーブンを170℃に予熱する
卵を泡立てる
卵、砂糖、はちみつ、塩を合わせて泡立てる。生地のテクスチャーが重たくなり、ハンドミキサーの羽根にこもるようになるまで泡立てると、粉類の混ぜこみでも泡が消えにくい。しっかりと泡立てておく。
粉類を加える
薄力粉、アーモンドプードル、ベーキングパウダーを合わせて、ふるいながら加える。生地をボウルの底からすくい上げるようにしてしっかりと混ぜる。
油脂、レモンの果汁、レモンの皮を混ぜる
生クリームを加え、全体に混ざるように手早くさっくりと混ぜ合わせる。次いで、レモンの果汁と皮を加えて、同様に混ぜる。生地がリボン状に落ちるくらいの滑らかさが理想。
型に入れる
型の8分目くらいまで生地を注ぎ、仕上げにトントンとテーブルに型ごと落として、大きな気泡を抜く。
焼成する
170℃のオーブンで15分ほど焼成する。
*
ご家庭のオーブンに合わせて、温度や時間を調整してください

冷ます
熱いうちに型から出して、ケーキクーラーなどの上で冷ます。
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型の下準備を、油脂をぬるだけにした場合は、少しだけ時間をおいたほうが型だししやすいかもしれません。
レモングレーズを作る
粉糖にレモンの果汁を注いで、よく混ぜる。
デコレーションする

焼きあがったケーキの丸い面を、レモングレーズにつけて乾かす。シュガークラフトやアラザンなどで飾り付けをする場合は、グレーズが乾くまえにのせる。