そのまま食べても美味しいけれど、パンや焼き菓子の材料としても重宝するドライフルーツ。レーズンや杏、クランベリーなどは定番ですが、いちごのドライフルーツってあまり見かけませんよね。ぜひ手作りしてほしい。これがまた美味しいのです。いちごの酸味が苦手なかたにもおすすめです。
一般的には低温でじっくり乾燥させるドライフルーツですが、はちみつ漬けにすれば果物の中の水分を手早く抜くことができるので効率的。表、裏、それぞれ1時間ほど焼くだけで簡単にできてしまいます。乾燥具合も加減できるので、少しチューイーな食感のセミドライで切り上げて、製パンや製菓のフィリングとして消費するのをおすすめします。焼き菓子などにたっぷり入れると、焼成中からいちごのいい香りがして、作る過程も楽しいですし、もちろん食べても絶品ですよ。
いちごの価格が落ち着いてくるこの時期、ジャムづくりにいそしむ方も多いのではないでしょうか。そこに一品、ドライいちごも加えてみてください。お菓子作りの幅がぐんと広がります!
セミドライいちごの作り方
材料
作りやすい分量
・いちご
・はちみつ
作り方20分
(寝かせる時間、焼成する時間を除く)
下準備
・いちごを洗って、ヘタをとる
・保存瓶を消毒する
・天板にオーブンシートを敷く
いちごをはちみつに漬けこむ
保存瓶にいちごを詰める。ひたひたになるくらいまで、はちみつを加える。蓋をして、ひと晩おく。
焼く
保存瓶からいちごだけ取り出す。水分を拭き取ってから、オーブンシートを敷いた天板に並べる。
100℃で60分焼いたらひっくり返して再び60分ほど焼く。
乾燥させる
好みのかたさになるまで乾燥させる。
ポイントとコツ
はちみつに漬ける訳
いちごを焼く作業に入るまえにはちみつ漬けにしておくと、いちごの果肉の余分な水分を手早く抜くことができます。焼く時間を短縮することができるので、効率的で経済的です。もちろん省くことができる作業ですので、生のいちごをそのまま焼く場合は、焼く時間や回数を増やして調整してください。
そのまま焼く場合は、いちご丸ごとよりもスライスしたほうが早いかもしれませんね。
